Case Study #233
『さりげないデザインにこだわりを詰めたコンビの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-022
素材:プラチナ(Pt900)・ピンクゴールド(K18PG)
フォルム:ウェーブ(カーブ)・U字
テクスチャ:鏡面仕上げ・サテン細
リング幅:男性2.5mm〜3.2mm / 女性2.5〜3.0mm
刻印:手打ち刻印
宝石:ダイヤモンド・ムーンストーン
コンビのデザインが気になっていたお二人。
いくつか見ていただいたコンビのデザインの中でも
差し色となる色味が主張しすぎず
さりげなさいところを気に入っていただき
こちらのデザインを選ばれました。
ベースは滑らかなカーブを描くU字のフォルム。
トップの幅が3.2mmと重厚感がありながらも
手のひら側は2.5mmと細くなっているので、
手を握った時も自然なつけ心地です。
トップにはフォルムに沿って色味の異なるラインを。
手の水掻きと同様に、小指へ向かって下がるように
伸びているので指がすっきり見える効果もありますね。
お二人ともベースとなる腕の部分は
プラチナでお仕立て。結婚指輪らしさも大切に
艶々の鏡面で仕上げました。
そしてライン部分には差し色となる
ピンクゴールドを。
淡い色味がプラチナの輝きの中に
そっと彩りを添えます。
男性側のリングは
プラチナと同じく光沢で仕上げることで
ピンクゴールドの可愛らしさを抑えた上品な輝きに。
女性側のリングは
ピンクゴールド部分に”サテン細”という
マットを施しました。
マットを追加することで
色味は優しくなりますが、プラチナ部分との対比で
ピンクゴールドの色合いをしっかり感じることができます。
更に女性側のリングにはダイヤモンドを
お留めしています。
中心ではなく横に少し外れた腕の部分に
並ぶように3pc。
こちらもダイヤモンドの輝きを
全面に主張するのではなく
さりげない印象にしたいという
お気持ちからでしたね。
ダイヤモンドの位置は
隣の指に隠れてしまわぬよう
綺麗に3pc見える位置に調整をしましたね。
内側にはお二人のお名前を刻み、
その間にはご入籍月の石のムーンストーンを。
鶴(mikoto)では完成したリングを
桐の箱に入れてご納品させていただいていますが
それも一つのご来店のきっかけになったと
お話してくださいました。
桐の箱は大切なリングを湿気や乾燥から守ってくれる役割を持ち合わせ、日本の伝統やものづくりの素晴らしさを感じることができます。
お二人のリングも
この桐箱に入れてご納品させていただいたのは
ちょうどご入籍日でしたね。
完成したリングを素敵な笑顔で見つめながら
“想像以上です!”と喜んでくださいました。
また、お帰りの際に
“今井さんにお会いできてよかったです”
と言ってくださったことは
大事な思い出として私の心に残っています。
私達も、一生ものとなるご結婚指輪のおつくりに携わり
お二人にお会いできたこと、大変嬉しく思います。
これからも大切な指輪を
末永く身につけることができるよう
メンテナンスなどいつでもご相談くださいね。
銀座アトリエ
プランナー:今井
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