Case Study #151
『多面にミルグレインを施したコンビリングの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-008
素材:プラチナ(Pt900)・イエローゴールド(K18)・ピンクゴールド(K18PG)
フォルム:ストレート・多面体
テクスチャ:マット・荒ヤスリ・ミルグレイン
リング:男性3.5mm / 女性3.0mm
刻印:レーザー刻印no5
Instagramで18MA-001のサンプルの
デザインを見て気に入っていただき
ご来店いだだきました。
18MA-001は2色のお色味でも楽しめる
コンビリングのデザインです。
両端には粒がいくつも連なるミルグレイン。
中心部には金槌で面をつくる鎚目が施してあります。
こちらのデザインをベースとして
お二人ならではのアレンジを加えました。
両端のミルグレインはサイズ感を大きくし
より存在感のある華やかな印象に。
中心部は鎚目の一面一面を大きく仕上げるため
多面体というフォルムに変更し
より動きのあるフォルムになりました。
さらに”荒ヤスリ仕上げ”という、
表面を敢えて荒く仕上げる加工で
面と面との境が強調され存在感のあるものに。
この加工はマットすぎない程よい光沢感がでるので
指を動かす度にあらゆる方向に光が反射し、
美しい煌きを放ちます。
色味はそれぞれの好みのものを選びましたが
お揃い感が離れ過ぎないよう、
男性はプラチナとゴールド
女性はプラチナとピンクゴールド
の組み合わせのコンビリングに。
ミルグレインのサイズを大きくしたことで
2色の色合いが引き立ち、鮮やかなコントラストをなします。
指とのバランス、お互いからの見え方も大切に
男性は幅を3.5mm、女性は3.0mmで仕上げました。
内側にはご入籍日とお名前を刻み
それぞれの誕生石をお留めしました。
ご来店のきっかけになった18MA-001のデザインに
「一目惚れしたんです」
と言ってくださり大変嬉しかったです。
より自分たちのデザインを追求する
お二人のご結婚指輪のおつくりに携わることができ
とても光栄でした。
たくさんアレンジを加えたので
一度試作リングを制作して
デザインを確認することもできましたが
お二人の頭の中には理想の結婚指輪の
完成図が想像できているようでしたね。
ご納品後には
「つけ心地もよく非常に満足しています!」
と心あたたまるお言葉をいただきました。
細部までこだわった世界でたったひとつの結婚指輪が
お二人の指の馴染んでいくのが楽しみです。
次回はぜひクリーニングへお越しくださいね。
いつでもお待ちしております。
鶴(mikoto)代官山アトリエ
プランナー:今井
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