Case Study #90
鎚目模様が気になっていてと
デザインのイメージをお話ししてくださったお二人。
たくさんのリングをご試着していく中で、
直線でパキッと整っているデザインより
ナチュラルで優しい雰囲気がお好みだということが
わかっていきました。
お二人がお選びになったのは
木の彫り模様が施されている結婚指輪。
木の彫り模様は
樹木の表面のようにゆらゆらと刻み込まれた彫り跡と
光沢が抑えられたマットの質感が
自然な表情を生み出しているデザインです。
1つ1つのリングに、
職人が一から手を加えて彫り込む表情は
1つとして同じものがない
オリジナルの質感や手作り感を楽しんでいただけるようなテクスチャー。
男性のリングは、
手の大きさに合わせて、
男性の平均の幅の太さにアレンジしてお仕立てしました。
ホワイトゴールドのマットの質感は、
プラチナと比べて肌に近く、深みのある色味のため
より落ち着いた印象になります。
普段はアクセサリーを身につけられないとのことでしたが
手にそっと馴染んでくれるような
優しい雰囲気の結婚指輪になりましたね。
女性は、幅を細くするか
ボリューム感がたっぷりとある幅太リングにされるか迷われましたが、
男性よりも幅細の2.0mmで制作。
横方向に刻まれた彫り模様が
より華奢な印象に見せるような
女性らしいデザインになりました。
リングの内側にはご入籍日と一緒に
お二人の誕生石を1石ずつ選ばれました。
男性のリングには1月の誕生石であるガーネットを。
女性のリングには10月の誕生石の
ピンクトルマリンをワンポイントとして
お留めしています。
内石は、身につけると見えない位置に留められているため
お二人しか知らない、秘密の素敵なこだわりです。
ご自身のこだわりをしっかりと持ちながらも
たくさんじっくり迷われる女性と、
それを優しく見守り、寄り添われていた男性。
ご納品の際にお会いできなかったのは残念でしたが
また、仲良しなお二人にお会いできますように。
お二人の末永い幸せを
心よりお祈りしております。
オーダーメイドジュエリーブランド
鶴 mikoto(ミコト)東京 代官山
結婚指輪:18MA-014(アレンジ)
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