かっこいい結婚指輪のおすすめテクスチャとデザインについて2025.12.06

結婚の証として、おふたりで日常的に身につける結婚指輪。そんな結婚指輪が人生で初めての装飾品という男性も少なくありません。
そのため、いざ結婚指輪を選ぶ段階になると、どのように選べば良いかわからず女性に一任してしまい、完成してから「自分で選べばよかった」と後悔される方もいらっしゃいます。
とはいえ、一生に一度の結婚指輪だからこそ、「自分がかっこいいと思えるデザインを自分で選びたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、男性の結婚指輪に焦点を当てて、かっこいいデザインを見つけるためのポイントや、おすすめのデザインをご紹介します。
自分自身が長く愛せるかっこいい一本を見つけるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.結婚指輪をお揃いで選ばない方が増えている
今まで結婚指輪といえばプラチナのシンプルなストレートフォルムのお揃いのものを着けるのが定番でした。
しかしながら、時代の流れと共にみんなと同じ定番なものではなく、オリジナリティーやおしゃれさ、特別感を結婚指輪にも求めるようになり、徐々にファッションリングの様なカジュアルな装いにも着けられるデザインのものが増えてきました。

その流れに伴い、パートナーと全く同じデザインではなく、お揃い感を残しつつもそれぞれの好みを取り入れたいといった要望をもった方も増えてきました。そんな背景からも、最近人気を集めているのがオーダーメイドでつくる結婚指輪です。
オーダーメイドの結婚指輪であれば、どの部分をお揃いにし、どの部分にそれぞれの好みを取り入れるかを相談しながらおふたりでデザインを決めていけることが魅力となっています。
2.かっこいい結婚指輪を選ぶポイント
結婚指輪を選ぶにあたり、何を重視して考えるべきなのか難しいところですよね。
結婚指輪は、フォルムや幅、テクスチャー等の組み合わせによって、見た目の印象が大きく変わります。ここでは、それぞれの要素が与える印象の違いをご紹介します。
フォルム
結婚指輪のフォルムには、大きく分けると、V字・U字・S字のウェーブ系と真っ直ぐに伸びるストレート系が存在します。ウェーブは、波のように湾曲したフォルムが特徴です。
カーブのラインや丸みの程度は様々ですが、ウェーブの曲線が指の形に沿ってくれるため、手に馴染みやすい仕上がりになります。また、動きのあるフォルムはデザイン性が高く、個性や特別感を際立たせることができます。

しかし、柔らかく流れるような曲線を描くフォルムは、女性らしさを感じることから身につけにくいと感じる男性も多くいらっしゃいます。
「ウェーブに惹かれるが、女性らしさは少し控えめにしたい」そんな方には、エッジのあるフォルムがおすすめです。

曲線の中に、直線的なラインや角を加えることで程よいシャープさが感じられ、落ち着いた印象になります。柔らかさの中に芯のある雰囲気が生まれ、男性でも身につけやすいフォルムに仕上がります。
それでもウェーブに抵抗を感じる男性には、ストレートをおすすめします。真っ直ぐなラインを描くフォルムは、結婚指輪の王道ともいえるデザインは、シンプルで洗練された印象が魅力で、フォーマルな場にも自然に馴染みます。

また、直線的なラインは、指元に存在感を与え、骨格がしっかりとした男性の手にもよく映えるのが特徴です。
特に、ストレートの中でも角が際立つ「平打ち」のリングは力強く、シャープで端正な印象を演出し、より男性らしさを感じさせる仕上がりになります。
幅
結婚指輪の平均幅は、男性が3.0mm、女性が2.5mmと言われています。平均幅はあくまで目安ですが、手元に馴染むと感じる方が多くいらっしゃいます。
また、平均より細いリングは、指を細く長く見せる効果があり、上品な印象を与えるのが特徴です。

細めのリングは軽やかな着け心地で、日常的に自然に身につけやすいというメリットもあります。
一方で、平均よりも幅が太いリングは、指に占める地金量が増えることで重厚感が生まれ、存在感が強くなります。
前節で紹介したウェーブのような女性らしさを感じるフォルムでも、幅を太くすることで力強さが加わり、男性でも身につけやすくなります。

ただし、手の大きさや指の形によって似合う幅はそれぞれ異なります。また、普段から装飾品を身につけるかそうでないかによっても、心地よく感じる幅は変わってきます。
幅を選ぶ際は、実際にご試着いただきながら、自分に一番しっくりくる幅を見つけてみてくださいね。
テクスチャー
結婚指輪といえば、艶々の鏡面仕上げを想像する方が多いと思いますが、近年ではマット加工や彫りなど、様々なアレンジを取り入れる方が増えてきています。

ブランドによって取り揃えている加工の種類や数は異なりますが、私たち鶴では、約40種類もの多彩なテクスチャーや彫りをご用意しています。
職人によって、全て手作業で丁寧に施される加工は、同じものが二つとない、世界でたった一つのリングに仕上がるのが魅力です。
3.かっこいい結婚指輪におすすめテクスチャ
ここからは、私たち鶴で取り扱っているテクスチャの中から、かっこいい加工をいくつかご紹介します。結婚指輪選びの参考にしてみてくださいね。
マット
先ずはテクスチャーの定番でもあるマット加工。私たちの揃えるマット加工は実に様々で、色々な道具を使いながら多種多様なマット加工を演出しています。
その中でも人気の1つであるヤスリを使用したマット加工。削って作り出した面がおしゃれな個性を際立たせる結婚指輪です。
ヤスリで仕上げたマット加工が独特の光沢感を放ちます。ごつごつした印象の形の中にも手仕事が生み出す温かみを感じられるデザインです。

■デザイン詳細
鎚目
金鎚を使い1面1面丁寧に打ち込んで施す鎚目のテクスチャー。鎚目は、金鎚の面の大きさを変えながらお好みに合わせたバランスで施すことができます。
職人が手仕事で1つ1つ打ち付けるクラフト感がアンティークな印象を漂わせる、シンプルな中にもこだわりある指輪に仕上がります。

■デザイン詳細
錆(さび)
クールな大人な印象を演出してくれる錆(さび)加工。この錆加工は実際に金鎚を錆させて、それを転写するように結婚指輪に打ち込むテクスチャ-です。
柔らかい光沢感でマット(つや消し)仕上げとも鏡面仕上げとも異なる穏やかな表情を見せてくれます。

■デザイン詳細
他にも様々なテクスチャをご用意しておりますので、自分らしさを追求したかっこいい加工を探してみてくださいね。
4.かっこいい結婚指輪のおすすめデザイン
ここからは、実際にお作りさせていただいた結婚指輪の実績の中から、かっこいい結婚指輪のおすすめデザインをいくつかご紹介させていただきます。
鎚目×ミルグレインのコンビリング
2つの素材を使用してつくるコンビリング。ミルグレインによる縁取りが華やか印象で、中心の鎚目が様々な方向の光を美しく反射させる結婚指輪です。
素材とテクスチャーの組み合わせで様々な表情を見せてくれる、スタイリッシュなデザインです。

■デザイン詳細
印台
印台をモチーフにしたデザインの結婚指輪。鎚目とヘアラインのマットテクスチャーが個性的なデザインながらも日常生活に溶け込みます。
素材を変えたりテクスチャーを変えたりと、アレンジによって表情が変わる、ファッションリングの様なデザインの結婚指輪です。

■デザイン詳細
太幅のホワイトゴールド
地金をたっぷりつかった重厚感あふれる太幅の結婚指輪。表面には先ほどご紹介した錆加工を加え、太幅の存在感がある中にも手に馴染む光沢感を出しました。
縁にミルグレインを施したりとエレガントさとクールさを兼ね備えた個性あふれるデザインです。

■デザイン詳細
錆鎚目ならし
こちらは、エッジの効いた平打ちのストレートリングに「錆鎚目ならし」というテクスチャーを施しています。
大胆に打ち込まれた凹凸が力強さを醸し出す鎚目ならしは、敢えて錆びさせた金槌を用いることで錆が指輪に転写され、和紙のような質感が生まれます。
錆特有の柔らかな光沢が、指馴染みの良い落ち着いた輝きを放ちます。

■デザイン詳細
マット×ウェーブ
こちらは、ゆらゆらとした柔らかな曲線が穏やかな波を思わせる、ウェーブデザインの結婚指輪。
表面の揺らぎは、一つ一つ職人が手作業で施しているため、世界に同じものがない特別なリングへと仕立てられます。
表面に施したマット加工が柔らかな陰影を生み出すことで、波打つフォルムがより際立つ仕上がりとなります。

■デザイン詳細
5.まとめ
今回は、かっこいい結婚指輪についてご紹介させていただきました。私たち鶴では100種類以上のサンプルリングを揃え、おふたりのご希望にあわせて様々なアレンジが可能です。

これからお二人で身につけていく大切な指輪だからこそ、お二人それぞれのお好みに合った特別な結婚指輪を見つけてみてはいかがでしょうか。

私たち鶴では、プランナーがお二人のご希望をお伺いしながら、心から満足できる結婚指輪をお選びいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただいております。
デザインに悩んでいる方も、お気軽にアトリエにお越しくださいまね。