Case Study #690
『波のような穏やかなカーブが美しい結婚指輪』
HPをご覧いただいていたところ
気になる指輪を見つけてくださり
鶴へご来店いただきました。
見てきてくださったデザインは
波のようなカーブとうねりが特徴的なフォルム。
表面に施されている
ゆらゆらとした曲線が穏やかな波を連想させ、
「この先のお二人が良い波に乗れるように」、
「途切れることなく平和な日々が続くように」
といった結婚指輪らしい意味合いが含まれています。
また揺らぎは一つ一つ職人が施しており、
オーダーメイドらしいこの世で一つの
結婚指輪になります。
リング全体的にもやわらかな
カーブが施されているため
指馴染みもよく、
着け心地も良いデザインですね。
地金はお揃いのプラチナでお仕立て。
プラチナはトレンドに
左右されることがないカラーのため、
何年つけても飽きがきづらく、
結婚指輪の王道カラーとも言われています。
青白い輝きのプラチナは
洗練された雰囲気を醸し出し、
リングの存在感がより引き出されます。
また表面の加工はお二人それぞれ
お好みのものをお選びいただきました。
女性のリングにはヘアラインと呼ばれる、
髪の毛のキューティクルのような
繊細な雰囲気のマット加工を施しております。
マット加工ながらも、
光を受けるごとに繊維状に煌めくため、
落ち着きすぎず指輪の存在感がしっかりと
感じられる仕上がりに。
男性のリングは梨地細と呼ばれる
落ち着きのあるマット加工でお仕立て。
梨地は果物の梨の肌ような
均一で落ち着いたマット加工で、
ガーネットの粒を水と一緒に流しあてることで
施すことができます。
均等に施すには職人技が必要となってくるため、
シンプルに見える加工でも
手作業の温かみが感じられますね。
リングの側面はお二人ともお揃いで
艶々の鏡面仕上げでお仕立てしております。
表面と側面の表情の違いがコントラストを生み出し、
シャープで洗練された結婚指輪らしい表情に。
またマット加工が入ることで
リングに施されたゆらめきがより強調され、
光が当たる角度によって雰囲気が変化します。
毎日着用しても見る角度や着ける位置で表情が変化し、
飽きのこないお二人だけの魅力的な結婚指輪に
仕上がりとなりました。
HPでもデザインを見てきてくださいましたが、
お打ち合わせ時に実物をご覧いただいた際にも
とっても素敵だね!とワクワクとした様子に
大変心が温まったことを覚えております。
鶴でお作りいただいた結婚指輪が
これからのお二人に寄り添っていくことを
心より嬉しく思います。
メンテナンスなどございましたら
いつでもアトリエに遊びにいらしてくださいね。
末永くお幸せに!
鶴 銀座アトリエ
プランナー:中村
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