結婚指輪を長持ちさせるポイントとおすすめデザイン紹介2024.11.03
一生ものの結婚指輪は、なるべく綺麗な状態で長持ちさせたいですよね。
しかし、どんな結婚指輪が長持ちするのか、どうしたら綺麗な状態で維持できるのか、わからないことも多いかと思います。
そこで今回は、結婚指輪を長持ちさせるために知っておきたいポイントをご紹介いたします。
結婚指輪の購入を検討されている方は、ぜひ参考にされてみてくださいね。
1.長持ちする結婚指輪とは
結婚指輪は日常的に身につけるため、どのようなデザインでも経年によって表情の変化が出てきます。しかし、その中でも強度が高く、長持ちしやすい結婚指輪もありますので、ご紹介いたします。
①鍛造製法と鋳造製法
リングの制作には、2種類の手法があります。一つは、鍛造(たんぞう)製法と呼ばれる制作方法です。
鍛造とは、金属を叩いて変形させることによって、リングの形を作る製造方法になります。叩くことで金属が鍛えられ、強度を保つことができます。
一方で鋳造(ちゅうぞう)製法とは、金属を溶かして型に流し込むことにより、リングの形を作る製造方法です。金属を叩かずに成形するため、鍛造のリングよりも強度面は劣る傾向にあります。
しかし、制作過程で硬い金属を混ぜることにより、強度を保つ手法をとることも多くありますので、そのような場合は、鋳造のリングでも強度を保つことができます。
いずれの製法のリングでも、日常使いをしていただくにあたっては特段問題ありませんが、より強度の高いリングを身につけることで、結婚指輪をなるべく長持ちさせたい!という方は、鍛造製法の結婚指輪を検討してみてはいかがでしょうか。
鶴では、おふたりのご希望に合わせて鍛造と鋳造お好みの製法で結婚指輪を制作することが可能ですので、ご希望の際には、お気軽にお申し付けくださいね。
■鶴の鍛造リングについて
②リング幅の違い
製造方法の違いの他に、リングの幅によっても、強度に違いが出てきます。幅が細いリングよりも幅が太いリングの方が、地金を多く使用している分、強度を保つことができます。
結婚指輪の平均的な幅は3.0mm程度のため、2.0mmや2.5mm幅の結婚指輪は比較的華奢なリング、3.5mm以上は幅太のリングと考えると良いかと思います。
ただ、デザインによって幅の見え方も変わります。リングを選ぶ際には、ご希望のデザインのリングがどのくらいの幅があるかという点も、参考に選んでみてくださいね。
2.結婚指輪を長持ちさせるためのメンテナンス
結婚指輪を長持ちさせるためには、なんといってもメンテナンスが大切になります。
鶴では、結婚指輪を綺麗な状態で長持ちできるよう、納品後のアフターケアをご用意しております。
その中からいくつかご紹介いたしますので、リングをなるべく綺麗な状態で維持するためのご参考になりましたら幸いです。
①クリーニング
超音波洗浄機を使用して、リング表面の油汚れを落とすメンテナンスです。艶のある質感の結婚指輪や、ダイヤモンドが留められた結婚指輪の場合、使用していくにあたって徐々に艶が曇ってくることがあります。
そのような場合には、クリーニングを行うことで、曇りや汚れを落とすことができます。短時間で完了し指輪への負担も少ないため、定期的に行うと綺麗な状態を長持ちさせることができます。
②歪み直し
リングに使用される地金は柔らかい素材のため、結婚指輪を身につけた状態でトレーニング等の負荷がかかる動きを行うと、衝撃が加わり歪みが発生する可能性があります。
歪みが発生すると、留めている石が外れてしまうリスクも高まるため、鶴の場合は歪みを直すメンテナンスもご用意しております。
③仕上げ直し
なるべく汚れがつかないよう丁寧に使用していても、表面の加工や色味は徐々に変化していきます。そのため、挙式や前撮り撮影の前に綺麗な状態を保てるよう、お日にちに合わせて新たに加工を施すメンテナンスもご用意しております。
加工を再度施すため、表面の小傷を取り除いたり、マット加工を綺麗に入れ直すことができ、リング納品時の綺麗な状態に近づけることが可能です。しかし、加工を何度も行うと指輪に負荷がかかるため、イベントごとの前にご利用いただくと良いかと思います。
■鶴のアフターケアについて
3.長持ちにおすすめな結婚指輪の紹介
ここまで、強度が高い結婚指輪の特徴や、長持ちさせるためのメンテナンスについてご紹介いたしました。
ここからは、実際に鶴で制作した結婚指輪の中から、長持ちにおすすめな指輪を紹介させていただきます。
①鍛造製法で制作したシンプルな結婚指輪
■デザイン詳細
こちらは、お二人とも鍛造製法で制作したリングです。金属を叩いて形を作り、そこに”鎚目”という加工を施しました。
鎚目は、金槌でリングの表面を叩くことにより模様を作る加工で、職人の手作り感や温かみが感じられるデザインです。
男性のリングはマット、女性のリングはツヤで仕上げたことで、お揃い感は残しつつもそれぞれの個性が光る、素敵なリングになりました。
②幅太を活かしたデザインの結婚指輪
■デザイン詳細
こちらのリングは、男性が5.0mm、女性が4.0mmと太めの幅で制作した結婚指輪です。幅のあるリングは、面がしっかり見える分、デザインをより際立たせてくれます。
オーダーメイドでこだわった色味や質感をしっかりと見せたい!という場合は、幅を太めにすると、こだわりのデザインをしっかり感じられる結婚指輪になりますよ!
③ストレートの形を活かした結婚指輪
■デザイン詳細
こちらは、角を残したストレートのフォルムに、タガネで格子状に加工を施した結婚指輪です。ウェーブがかっているデザインや、中心が窪んだようなU字・V字のデザインと比較すると、ストレートはより多くの地金を使用します。
地金の量が増えると強度も増すため、長持ちする結婚指輪をお探しの方にもおすすめです。また、ストレートのデザインは面をしっかりと残すため、お気に入りの加工を際立たせることができます。
こちらの結婚指輪はタガネの模様が感じられる、落ち着いたデザインになっていますね。
4.まとめ
今回は、結婚指輪を長持ちさせるために知っておきたいポイントを、ご紹介いたしました。
強度の高い結婚指輪を選んだり、納品後もメンテナンスを行うことで、より綺麗な状態で結婚指輪を長持ちさせることができます。
鶴で結婚指輪をお選びいただく際も、地金や加工の特徴、納品後のアフターケアについてしっかりとご説明させていただきますので、安心してアトリエにご来店くださいね。
スタッフ一同、お会いできることを楽しみにお待ちしております!