手作りの結婚指輪について魅力と手作りらしいデザインの紹介2025.10.07

結婚指輪はおふたりにとって永く身につける大切なものですよね。だからこそ「世界にひとつしかない特別な結婚指輪を選びたい」と思う方も多いのではないでしょうか。
そんな想いを叶えてくれるのは手作りの結婚指輪です。そこで今回は、既製品ではなく職人が一つひとつ手作りで仕上げていく結婚指輪の魅力についてご紹介します。
おふたりの大切な結婚指輪選びの参考に、ぜひしてみてくださいね。
1.手作りの結婚指輪とは
手作りの結婚指輪にはさまざまな定義がありますが、中でも職人が一から手作りで仕上げる結婚指輪が挙げられます。最近では、「ふたりで一緒に結婚指輪をつくる時間」という体験そのものに価値を感じる方も増えています。
完成品だけでなく、その過程を楽しめるのも、手作りならではの魅力です。加えて、既製品とは異なり、お客様一人ひとりの希望や想いに寄り添いながら、素材選びやテクスチャーなど細部にまでこだわったアレンジが可能です。

特に、オーダーメイドで仕上げられる手作りの結婚指輪は、同じものが二つと存在しない「世界に一つだけの結婚指輪」として、近年人気を集めています。また、素材の組み合わせやデザインの微調整まで自由度が高く、おふたりらしさを最大限に反映できるのも、手作りならではの魅力です。
2.結婚指輪の手作りの違い
結婚指輪の手作りには、「おふたりの手作り」と「職人の手作り」の2つのパターンがあります。
おふたりの手作り
おふたりで結婚指輪を手作りする場合のほとんどは、工房を併設したお店へ行き職人に教えてもらいながら作っていくのが一般的です。最近では、専用のキットを送付してもらい自宅でつくるという方法も出てきました。
いくつか用意してあるデザインの中から、お好みのデザインを選び、職人のサポートのもと、地金を曲げたり叩いたりして選んだデザインをおふたりでつくっていくのが手作りの結婚指輪です。
おふたりでつくる手作りの結婚指輪と職人がつくる結婚指輪の違いは選択肢の幅と完成度です。おふたりで結婚指輪を手作りする場合、専門的な技術や知識、経験がなくてもつくることができるデザインがベースになります。
よって、デザインや加工の選択肢が限られてしまうため、比較的シンプルなものが多いです。加えて、熟練された職人がつくる指輪とは違い完成度も変わってきますが、手作りでつくるクラフト感があり温かみある結婚指輪になります。
職人の手作り
職人の手作りによる結婚指輪は、ブランドが揃えているリングをベースに、素材・フォルム・加工・宝石の有無など様々な組み合わせから選ぶセミオーダーと、ゼロからカタチをつくっていくフルオーダーがあります。

おふたりで手作りする結婚指輪とは違い、デザインや加工の選択肢の幅、バリエーションが増え、細部に渡りおふたりの好みのデザインの結婚指輪に仕上げることができます。
プロの職人がつくるため、完成度もおふたりの手作りに比べて高いものになるため、デザインだけでなく品質にもこだわりたい方には魅力的な結婚指輪になります。
おふたりだけの特別な結婚指輪を身に着ける意味では、既製品では体感できない特別感が得られかと思います。

結婚指輪を職人に手作りしてもらう場合、いくつかあるオーダーメイドのブランドの中から選ぶことになりますが、1言でオーダーメイドといっても、様々な組み合わせから選ぶセミオーダーだけなのか、フルオーダーも可能なのかといった違いがあります。
また、セミオーダーといっても、ベースデザインの種類や指輪の表面に施すテクスチャーの豊富さもブランドによって大きく異なります。よって、どこのブランドに制作をお願いするかによって、おふたりらしい結婚指輪の表現できる幅も変わってきます。

もちろん、そのブランドの職人レベル、品質へのこだわり具合によっても結婚指輪の完成度も大きく変わってきます。よって、おふたりにとってどのブランドがおふたりらしい結婚指輪をしっかりカタチにしてくれるのかを見極めることが大切になってきます。
3.手作りの結婚指輪が選ばれる理由
そんな手作りの結婚指輪には、既製品にはない魅力が詰まっています。ここからは、職人が手作りする結婚指輪の魅力を私たち鶴のオーダーメイドを交えてご紹介いたします。
世界にひとつだけの結婚指輪が作れる
手作りの一番の魅力は、「世界にひとつだけの結婚指輪」をカタチにできることです。私たち鶴では、フォルムや素材、幅など自由にアレンジが可能です。フォルムは、シンプルなストレートのものからウェーブがあるフォルム(S字、U字、V字)までお選びいただくことができます。

素材は、プラチナ、ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールドの4種類から選ぶことができます。加えて幅についても、細身なものから存在感のある太いものまで、お好みに合わせて調整が可能です。
既製品では生まれない、おふたりだけのために作られる結婚指輪は、誰とも被らない、特別な結婚指輪になります。
既製品にはない質感を表現できる
手作りの結婚指輪には、職人の手仕事だからこそ生まれる「温かさ」や「柔らかさ」があります。

表面のテクスチャーには、機械では出せない揺らぎや深み、優しさを感じられる仕上がりになります。こうした、テクスチャーの質感や風合いを好む方が近年増えています。
おふたりの想いをカタチにできる
手作りの結婚指輪は、デザインの自由度が高いのも魅力のひとつです。たとえば、指輪の内側に文字を入れたり、誕生石を留めたりと、細部までこだわることができます。

さらに鶴では、おふたりに描いていただいたイラストやマークを指輪に刻印するオリジナルレーザー刻印も可能です。
経年変化を楽しめる
手作りの結婚指輪は、身につけているうちに少しずつ表情が変わっていくのも魅力のひとつです。たとえば、艶のある鏡面仕上げの指輪は、日々の小さな傷が重なることで、やわらかく落ち着いた風合いへと変化します。

反対にマット加工を施したものは、使い込むほどに自然なツヤが現れてきます。新品の頃の美しさも素敵ですが、少しずつ風合いが深まっていく様子に愛着を感じる方も多いです。
4.手作りの結婚指輪のデザイン紹介
ここまで、手作りの結婚指輪の魅力についてご紹介してきました。ここからは、実際に私たちがお手伝いさせていただいた手づりの結婚指輪の中から、手作りだからこそのデザインをいくつかご紹介いたします。おふたりの大切な結婚指輪選びの参考にしてみてくださいね。
鎚目
「鎚目」とは金槌やタガネと呼ばれる工具で表面を打ちつけて凹凸をつけていく加工になります。「大きい鎚目」「小さい鎚目」「鏡面仕上げの鎚目」「タガネ鎚目」と鎚目の中にもたくさんの種類があります。
鎚目は、職人が一つひとつ打ちこんでいるため同じ凹凸は存在しないというのも魅力のひとつです。オーダーメイドらしさをしっかりと感じられる鎚目は性別問わず人気があります。

■デザイン詳細
彫り
彫りの中でも「ライン彫り」と呼ばれる加工は、上品な艶感を持っている点が特徴的です。横方向に彫られている模様は、お守りなどに用いられるナギの葉を表現しています。
加えて、ナギの葉は千切ることができないという特徴から、おふたりの絆をイメージしています。手作業ならではの風合いと繊細な美しさを感じられる加工です。

■デザイン詳細
錆
「錆」の加工は、あえて錆させた金槌を何度も押し当てるようにして凹凸を転写させることで、アンティークのような趣を演出してくれます。
一つひとつ異なる表情を見せる錆加工には、唯一無二の個性があり、職人の技が生み出す、深みが魅力の加工です。

■デザイン詳細
ミルグレイン
「ミルグレイン」はラテン語で「千の粒」を意味する言葉で、小さな粒を連れたような装飾が特徴的な仕上がりです。
ひと粒ひと粒、職人の手で丁寧に施されているミルグレインには、「永遠」や「繁栄」といった意味が込められています。手作業ならではの温かみを感じられる加工です。

■デザイン詳細
サテン細
「サテン細」は、サテン生地をイメージした柔らかい雰囲気が味わえるテクスチャーです。格子状にラインが施されているため、光の当たり方によって表情が変わっていきます。
柔らかい印象を与えながらも整った上品さを兼ね備えた仕上がりが魅力的です。

■デザイン詳細
手打ち刻印
鶴では、職人が一文字ずつ打ち込んでいく「手打ち刻印」をご用意しています。機械では出せない、わずかな揺らぎがあり特別な仕上がりになります。
お入れする文字は、おふたりのイニシャルや記念日、メッセージなど、ご希望に応じて刻印することができます。

■アレンジ豊富な刻印
5.まとめ
手作りの結婚指輪の魅力や選ばれる理由をご紹介させていただきました。鶴では、おふたりの愛の証である結婚指輪をつくるということに大きな責任があると考えています。よって、完成度と品質にこだわり、すべて日本製で自社の職人が丁寧に手仕事で制作しています。

100種類以上あるサンプルリングを実際に試着していただきながら「おふたりらしい」指輪がカタチになるよう、私たちは最大限のお手伝いをしたいと考えています。

ご相談やお見積りは無料ですので、気軽にアトリエに遊びにきてくださいね。大切な結婚指輪選びのお手伝いができることを楽しみに、アトリエでお待ちしております。