ダイヤモンドを留めた結婚指輪について|デザインとオーダー実績の紹介2021.04.04
世界中の人々を魅了し、多くの女性の憧れでもあるダイヤモンド。今や婚約指輪だけでなく、結婚指輪にもあしらわれることが多いダイヤモンドは、”宝石の王様”として知られています。
なぜ多くの宝石が存在する中、ダイヤモンドが主流とされているのでしょう。今回はそんな”ダイヤモンドに隠された秘密や魅力”についてお話ししていきます。
1,ダイヤモンドの歴史
2,なぜ結婚指輪にダイヤモンドが選ばれるのか
3,ダイヤモンドのさまざまな秘密
4,ダイヤモンドをあしらった結婚指輪のデザイン紹介
5,結婚指輪のオーダー実績の紹介
6,鶴(mikoto)のオーダーついて
1,ダイヤモンドの歴史
ダイヤモンドの誕生は今から遡ること数億年以上も前のこと。恐竜が地球に存在していた時代よりもはるか昔に誕生しています。月が光を放つ前、そして中には天空の星よりも古いダイヤモンドもあると言われています。
唯一無二の自然からの贈り物であるダイヤモンド。永遠に美しい輝きを放ち、希少な価値を持つ天然鉱石ダイヤモンドは、まさに究極の愛の象徴とされているのです。
2,なぜ結婚指輪にダイヤモンドが選ばれるのか
結婚指輪に使用されるなど、人気の宝石のひとつであるダイヤモンド。古代ローマ、ギリシャでもダイヤモンドをあしらった結婚指輪が用いられていたと言われています。
初めはただの硬い石だと思われていたダイヤモンド。ご存知の方も多いかと思いますが、宝石の王様として位置付けられていて、実はとても硬いんです。事実、地球上で最も硬いとされる天然物質であり、ダイヤモンドを傷つけることができる唯一の物質は”ダイヤモンド”だけなのです。昔は、研磨する技術もなく”どれだけ美しく輝かせる事ができるか”を競って磨いていたのだそうです。
また、ダイヤモンドには「幸せを運んでくれる」「大切なものを守る」「厄災や困難を退けてくれる」という意味合いや、永遠に輝き続けることから「持ち主に自信を与え、成功に導いてくれる守護石の効果がある」とされています。数ある天然鉱石の中でも、希少性が最も高いとされている為、ダイヤモンドには神秘的な力があると信じられてきました。
そんなパワーストーンとしても有名なダイヤモンドですが、一体なぜ結婚指輪にあしらわれることの多い宝石として選ばれるのでしょう。
ダイヤモンドの宝石言葉「純愛」これは、無色透明なダイヤモンドの姿から「純潔さ」を思わせることから由来しています。決して壊れることのない永遠の輝きを放つダイヤモンド。「永遠の絆、愛の象徴、そしてこれから結ばれるふたりを輝かせるダイヤモンド」今もなおその美しさに魅了され続けるのも納得ですよね。
こうして、ダイヤモンドには素敵な宝石言葉と意味合いを込めている事から、結婚指輪にぴったりの宝石として選ばれるようになったのです。
3,ダイヤモンドのさまざまな秘密
①ダイヤモンドの名前の秘密
ダイヤモンドは和名で金剛石と書きます。ダイヤモンドの歴史はとても長いため、語源にはいくつかの説がありますが、1つの説としてギリシア語のamadasに由来されたと言われています。amadasには「征服されざるもの」「無敵」といった意味があり、まさに地球上で最も硬い天然鉱石、ダイヤモンドにふさわしい名前です。
また、古代ギリシャでは、ダイヤモンドは「神の涙」として信じられていました。そして、古代ローマにおいては「星のかけらではないか」考えられていたのです。
②ダイヤモンドの輝きの秘密
ダイヤモンドの美しい輝きには主に3つの要素から成り立っています。
■虹色に反射して見える光・・ディスパージョン
■きらきらとした輝き・・シンチレーション
■ダイヤモンド特有の白く煌く輝き・・ブリリアンス
ダイヤモンドの屈折率はとても高く、内部で反射する強い輝きこそがダイヤモンドを美しく輝せているのです。
ここまでさまざまなダイヤモンドについてお話ししてきました。このように「なぜ」を知っていくと、ダイヤモンドがより一層ロマン溢れる素敵な石に思えてきますよね。
4,ダイヤモンドをあしらった結婚指輪のデザイン紹介
結婚指輪にお留めしている一般的なダイヤモンドは“メレダイヤ”といって0.1カラット以下のダイヤモンドです。
*メレ・・・フランス語で”小粒石”を意味。
個数や大きさのバリエーションのあるメレダイヤは、オリジナリティ、そして様々なデザインを楽むことが出来ます。「ダイヤモンドは留めたい、だけどシンプルな結婚指輪が好き」という方や、「華やかで華麗な結婚指輪が好き」など、好みに合わせたアレンジにすることができます。
一生モノの大切な結婚指輪ですから”どんなデザインにしよう‥”と悩まれる方は多いと思います。
そんな悩まれている方にすこしでも参考になるよう、ダイヤモンドをあしらった結婚指輪のデザインをいくつかご紹介いたします。メレダイヤの大きさや、個数によって指輪の印象がどう変わるのか、ぜひご参考にしていただければと思います。
それではさっそく、鶴(mikoto)にあるサンプルリングの中からダイヤモンドをあしらった結婚指輪のデザインをいくつかご紹介していきます。
①《 錆加工 : ダイヤモンド 1pc 》
*pc(ピース)・・数え方
*テクスチャー・・質感、表面加工
こちらは大きめのメレダイヤを1pcお留めし、2本共に”錆加工”でお仕立て致しました。リングのデザイン自体はシンプルですが、大きめのメレダイヤをお留めしているのでボリューム感があり、華やかな印象を与えてくれますよね。
マットなテクスチャーの錆加工。鶴(mikoto)ではとっても人気者です。金槌の表面をあえて錆させて、指輪に押し当てる様にして付けています。金槌の錆具合によっても、その時々質感が変わる為オーダーメイドならではの手作り感があり、マットなテクスチャーは肌に馴染みやすく、男女共に身に着けやすいデザインです。
■このサンプルリングの詳細はこちら
②《 鏡面仕上げ×サテン荒加工 : ダイヤモンド 1pc 》
ゆらゆらとしたフォルムが特徴的な雲型リングに小さめなのメレダイヤを1pcお留めしました。デザイン性のあるフォルムの為、付け心地が良く、指に馴染むので柔らかな印象に。小さなメレダイヤは、さりげなく上品に輝いて魅せてくれます。
女性用のリングには、鶴(mikoto)のオリジナル加工である”サテン荒”を施しました。サテン荒は、あえてランダムにやすりをかけて仕上げていく事で光に当たるとキラキラしてる様にも見えます。
男性用のリングには、指輪の代表的なテクスチャーである、”鏡面仕上げ”。ピカピカと鏡さながらに磨き上げているのが特徴的です。
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③《 鏡面仕上げ : ダイヤモンド 3pc 》
*3pc・・スリーストーン(トリロジーダイヤモンド)
こちらはメレダイヤを3pc等間隔にお留めしたデザインが可愛らしい印象を与えてくれる結婚指輪です。
“スリーストーン(トリロジーダイヤモンド)”という名前の通り、ダイヤモンドが3つ並んでいるアレンジのことをいいます。
この3つのダイヤモンドはそれぞれ「過去・現在・未来」を表していて、「私は、あなたの過去も現在も未来も愛しています」という意味が込められています。贈る意味を知ると、とってもロマンチックで幸せな気持ちになりますよね。
男性のリング、女性のリング共にテクスチャーを揃えた”鏡面仕上げ”。光沢感があるので結婚指輪の存在感を引き立て華やかに、そして上品な印象にも魅せてくれます。
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④《 鏡面仕上げ : エタニティリング 》
*永遠・・Eternity
*フォルム・・形
男性のリングは、シンプルな結婚指輪らしいプラチナのリング。フォルムとお色味は揃えてペア感を。女性のリングにはメレダイヤをリング片側の側面に一周お留め致しました。
ご自身側にダイヤモンドが向く様に身に付けると、手元の輝きをこっそりとお楽しみいただけます。反対に身に付けると、ご自身からは一見シンプルな見た目ですが、ダイヤモンドが外を向く事でキラキラと華やかに輝いて魅せてくれます。
その日の気分や、シーンに合わせてご着用いただけるアレンジリングデザインです。
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⑤《 ヘアライン加工×布目タガネ : ハーフエタニティリング 》
女性のリング表面にはメレダイヤを半周お留めしました。2本共に同じテクスチャーでお仕立てし、リング上部に細かな縦ラインが入れています。
これは”布目タガネ”と言って、職人が工具を使い1つひとつ手作業で叩きながら付けているものです。手作り感のある布目タガネの表情は、繊細ながらもまさに匠の腕の見せ所。鶴(mikoto)では職人が1本1本のラインを丁寧且つ綺麗に彫り込んでいます。
加えてリング下部に”ヘアライン”というマット加工を施しています。ヘアラインは、髪の毛の様に細いラインが無数に入ったマットなテクスチャーです。光に当てると、ツヤツヤ髪にある”天使の輪”のような輝き方を見せるのが特徴的です。
*ダイヤモンドがリングに一周してお留めしているデザイン・・フルエタニティリング
*ダイヤモンドがリングに半周ほどお留めしているデザイン・・ハーフエタニティリング
「永遠の愛」という意味が込められたエタニティリング。シンプルなリングにメレダイヤをふんだんにお留めした華やかなデザインは女性からとても人気を集めています。
■このサンプルリングの詳細はこちら
⑥《 サテン荒加工 : ダイヤモンド 7pc 》
*地金・・土台となる金属のこと
はるか昔、「ダイヤモンドは、星のかけらではないか」と考えられていました。そこからデザインした、いくつかの大小異なるメレダイヤを不規則にお留めする事で、夜空に輝く星のように魅せてくれます。
同じテクスチャーでお仕立てした、ゴールドとプラチナのふたつのリング。地金の色味が変わるだけで、それぞれのリングの雰囲気が変わって見えますよね。
■このサンプルリングの詳細はこちら
5,結婚指輪のオーダー実績の紹介
①《 鏡面仕上げ : ダイヤモンドグラデーション 》
フォルムとテクスチャーを揃え、ペア感を出したデザインに。女性のリングには、中央のぷっくりとしたラインに流れるように複数のメレダイヤをお留めしました。
U字にやわらかくカーブしたフォルムは、指を細く綺麗に魅せてくれます。中央のラインは地金の色味も自由に変えることが出来るので選ぶ楽しさがまた増えますね。
■アレンジベースリング:18MA-022a
②《 鎚目 : ダイヤモンド 3pc 》
メレダイヤを3pcお留めし、リングの表面には鎚目(つちめ)加工を施しました。金槌で1つひとつ叩いて凹凸を付けていく鎚目。金槌の面の大きさや力加減でも表情が変わります。
オーダーメイドでつくる鎚目ならではのマットなテクスチャーは、手作り感があり、温かみのある優しい印象に魅せてくれます。
■アレンジベースリング:18TE-006
③《 サテン細 : ダイヤモンド 1pc 》
雲型リングのフォルムは指馴染みがよく、柔らかい雰囲気を演出してくれます。地金の色味はホワイトゴールドでお仕立て致しました。リングの表面に、やすりを格子状にかけた「サテン細」は、本物のサテン生地のような独特な艶感、そしてマットな表情がお楽しみいただけます。
女性のリングには小さめのメレダイヤを1pcお留めし、上品で可愛らしい印象に魅せてくれます。
■アレンジベースリング:18MA-013a
この他にもダイヤモンドをあしらった結婚指輪を多数おつくりした実績があります。他のデザインも参考にされたい方はこちらもご覧いただければと思います。
■ダイヤモンドをあしらった結婚指輪の実績一覧
6,鶴(mikoto)のオーダーについて
日常使いとして身に付ける方も多い”ダイヤモンドの結婚指輪”。お洋服にひっかかる事が少なく、できるだけ石が周りのものにぶつかることがない様に鶴(mikoto)では熟練の職人がひとつひとつ丁寧にお留めしています。
鶴(mikoto)の結婚指輪は、世界にも数少ないフルオーダーメイドからセミオーダーまで、おふたりの一生の宝物として身につけていただくにふさわしい結婚指輪にるよう大切におつくりしています。
「世界でたったひとつ」そして、「結婚指輪をつくる体験」のお手伝いを精一杯させていただきます。