結婚指輪の種類をフォルム・素材・石・テクスチャ別に紹介2024.11.23
結婚指輪と聞くと、プラチナ素材にストレートのシンプルな指輪を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、いざ結婚指輪を探し始めると、結婚指輪の種類は多岐に渡り、悩んでしまう方が多くいらっしゃいます。
今回は、そんな方に向けて結婚指輪の種類を、フォルム、素材、表石、テクスチャーの4項目で整理してご紹介させていただきますので、結婚指輪選びの参考にしてみてくださいね。
1.結婚指輪のフォルムの種類
まずは結婚指輪の種類をフォルム別にご紹介します。フォルムは、ストレート系とウェーブ系の大きく2つに分類することができます。
ストレート系
ストレートの結婚指輪は、王道の形であり、結婚指輪らしさを大切にしたい方におすすめです。シンプルなストレートのフォルムの中でも、実は種類が3つあります。
・断面が四角いエッジの効いた「平打ち」
・甲丸と平打ちの中間の「平甲丸」
また、ストレートのフォルムをベースとして、部分的にひねりを加えたり中心にかけて幅が変わる等、アレンジを加えたデザインもあります。
中心が細くなっているものは、婚約指輪と重ねて身に着けた時に中心のダイヤモンドを受け止めるようにフィットするため、重ね着けを考えている方にもおすすめです。
ウェーブ系
ウェーブの結婚指輪は、デザイン性だけでなく、指が綺麗に見えたりつけ心地が良くなるという特徴があります。
ウェーブのフォルムにもいくつか種類がありますが、代表的なものだと「S字」「U字」「V字」の3つに種類を分けることができます。
S字のデザインは小指側に向けて下がるフォルムのため、手の水かきにフィットし自然な着け心地で手元に馴染みます。
U字やV字のものはリングの真ん中が弛んだ形になるので、指をより細く長く綺麗に魅せてくれる効果があります。
さらに、S字やU字のように滑らかな曲線を描くものはお手元に優しく柔らかい印象を、V字のようにエッジの効いたものはすっきりとシャープな印象を与えてくれます。
ベースのフォルムによって、印象やつけ心地が変わってきますので、是非たくさん試着してお好みのフォルムを探してみてくださいね。
2.結婚指輪の素材の種類
次に結婚指輪の素材の種類について、代表的な4つをご紹介します。結婚指輪として選ぶ素材によっても、印象は大きく変わりますので、ぜひ参考にしてみてください。
プラチナ
■プラチナの詳細
結婚指輪で最も王道の素材がプラチナです。プラチナは長年の着用においても、ほとんど変色の心配がなく、生涯白い輝きを楽しむことができるので、結婚指輪にぴったりな素材です。
ホワイトゴールド
■ホワイトゴールドの詳細
ホワイトゴールドは、ゴールドにパラジウムという金属が混ざっています。
パラジウムが配合されることによってゴールドの黄味が弱まりプラチナとも似た色味になりますが、比較するとゴールドに近い肌馴染みの良さも感じられる素材です。
また、プラチナと比べて割金の量が多いため強度が高いことも特徴です。
イエローゴールド
■イエローゴールドの詳細
日本ではプラチナの結婚指輪が主流ですが、海外ではゴールドが主流の国が多数あります。中でもイエローゴールドは華やかでゴージャスな印象を与えてくれます。
ピンクゴールド
■ピンクゴールドの結婚指輪
ピンクゴールドはゴールドに銅と銀を混ぜた素材で、肌馴染みがいいことが特徴です。
一口にピンクゴールドと言っても、金属の配合によってお色味が変わってきますが、鶴のピンクゴールドは赤みを抑えているため、落ち着いた印象で性別問わず人気があります。
3.結婚指輪の石の種類
結婚指輪の表面に留められている宝石の有無や種類によっても、結婚指輪の種類が分類できます。
石なしの場合は、シンプルなデザインで飽きづらく、日常的に身につける際にも石が取れてしまう心配がありません。
石を留めると、華やかになり結婚指輪としての特別感が増したり、デザインの幅が広がります。また、石の数や留め方によっても印象が大きく変わります。
ダイヤモンド
リングの中心に1石留めたデザインはワンポイントになりますし、流れるように数石留めると華やかさが増します。
また、リングの半周にダイヤモンドを施した、ハーフエタニティと呼ばれるものもあります。
色石
結婚指輪には、ダイヤモンドをあしらうことが多いですが、中には誕生石等の色石をお留めするデザインもあります。
記念日や相手の誕生石等、思い入れのある石を留めることで特別感のある仕上がりになりますね。
永く身につけていただく大切な指輪だからこそ、表面にお留めする石として適しているか職人と相談し、耐久性や安全性にも配慮して承っております。
4.結婚指輪のテクスチャの種類
結婚指輪といえば、お顔がリングに映るくらい艶々に磨き上げた鏡面仕上げが一般的かと思いますが、近年ではリングの表面にマット加工を施したり、彫りを施しオリジナリティを表現する方も増えてきています。
私たち鶴では、アレンジ豊富なテクスチャーを職人が一つ一つ手作業で施しています。ここでは、テクスチャーの種類を実際に制作させていただいた結婚指輪中からアレンジデザインを交えていくつかご紹介します。
2つのテクスチャーを楽しめる半剣腕のデザイン
■デザインの詳細
男性(左)は、あえて錆びさせた金槌で表面を叩くことで錆の凹凸を転写させた「錆」加工。
女性(右)はガーネットの石の粒を水と一緒に繰り返し流し当てることで果物の梨のような凹凸を施した「梨地粗」の加工を正面に施しました。
裏面は艶々に磨き上げた「鏡面仕上げ」にすることで、シーンに合わせて様々な表情を楽しめます。
異なるV字のフォルムにお揃いで藤の花の彫りを施したデザイン
■デザインの詳細
男性(左)は着物の襟元をイメージしたV字、女性(右)は中心が窪んだV字、それぞれに藤の花の和彫をお揃いで施すことで統一感のある仕上がりになりました。
男性のリングのには、サテン生地のような細かい格子状のラインをいれた「サテン細」の加工が施されています。
種類の異なる鎚目のテクスチャーをお揃いで施したデザイン
◼︎デザインの詳細
金槌で叩いて凹凸をつけた「鎚目」の加工をお揃いで施したデザインです。男性(左)は、鎚目の中でも大きな凹凸、女性(右)は小さな凹凸を施しました。
おふたりとも、表面は艶々に磨け上げる鏡面仕上げでお仕立てすることで、一面一面が光を反射し、輝きを放つ華やかな印象のデザインに仕上がりました。
■鶴こだわりのテクスチャ
鶴では、この他にも約40種類のテクスチャーをご用意しており、全て職人が手作業で行っているため、世界でたった1つのリングを作ることができます。
5.まとめ
今回は結婚指輪の種類を、フォルム、素材、表石、テクスチャーの4項目に分けてご紹介しました。
それぞれの項目からお好きなものや、重視したいポイントを絞っていくことで、おふたりが納得できる結婚指輪に出会う手助けになれば幸いです。
鶴ではそれぞれの結婚指輪の種類における、おふたりのこだわりを詰め込んだデザインを形にすることができますので、是非一度アトリエに遊びに来てくださいね。