エンゲージリングとは?着ける意味・選び方・デザインをご紹介2024.07.10
エンゲージリングとは何かご存知でしょうか。エンゲージリングとは婚約の”証”として一般的に男性から女性に贈る指輪のことです。
エンゲージリングは一生の思い出のリングとなり、お二人にとって大切な婚約の証になるものですので、選んだ後に後悔しないよう、エンゲージリングについて理解を深め、どのように選べばいいのかご紹介していきたいと思います。
エンゲージリングの購入を検討されている方は、参考にしてみてくださいね。
1.エンゲージリングとは
初めにご紹介した通り、エンゲージリングとは婚約指輪のことです。男性から女性へプロポーズの言葉と一緒に贈られることが多いです。
エンゲージリングの由来
そもそもなぜエンゲージリングを贈るようになったのでしょうか。どのような意味でリングが贈られ、どのような時代にエンゲージリングが誕生したのか、由来も一緒にみていきましょう。
まず、男性から女性にリングを贈る歴史は古代ローマ時代まで遡るとされています。当時、結婚は契約であり契約の”証”として鉄製の指輪が贈られました。その契約として贈られていた指輪が”印章指輪”というもので婚約指輪の起源のようです。
印章指輪とはリングの出っ張った一番広い面にイニシャルや紋章をいれたリングのことをいい、ハンコのように認印としても使われていました。現在もファッションリングとしてよく目にしますね。
その後時間が経つにつれ、鉄製のものが金にかわり、ダイヤモンドの装飾が着くようになりました。契約ではなく婚約として贈られるようになったのがエンゲージリングの歴史と由来です。
薬指につける理由
心臓から出る太い血管と繋がった左手薬指にエンゲージリングをつけることで、愛する女性の気持ちを繋ぎ止められると言われています。
またヨーロッパでは10本の指、1本1本に意味があるとされ、左手薬指には「愛」や「絆」という意味が込められているので薬指につけるという説もございます。
必ずしも左手薬指につけなくてはならないという決まりはありません。左利きのかたは右手薬指につけられる方も多くいらっしゃいます。どの指につけるかではなく、男性から贈られたエンゲージリングを着用し続けることが大切ですね。
エンゲージリングをつける意味
最近ではエンゲージリングは買わずに、入籍後の結婚式やハネムーンのために貯金せれるかたもいらっしゃいます。なかなか日常的に着用する機会がないので女性から「もったいないから無くていい」というお声もよく聞きます。
ですが、エンゲージリングは「これからも一緒にいてください」という男性からの想いも込められており、婚約の証でもあります。結婚は婚姻届を提出し形になるものですが、婚約は口約束になってしまいます。
女性にエンゲージリングを着用してもらうことでお互いに、相手の存在を側に感じ安心して結婚までの日々を暮らせるのではないでしょうか。また、「いらないと思っていたが貰ったら嬉しい」と女性は思っている方も多いので是非ご参考くださいませ。
2.エンゲージリングの選び方
エンゲージリングは男性お一人で買いに来られることが多く、普段なかなか手に取らないものでしたり、お店に入りにくかったりと購入する以前に心配なことも多くあるかと思います。
何を買えばいいのかわからない、どんなものがあるのかわからない方のために、エンゲージリングの選び方をご紹介いたします。
デザイン
まずはデザインです。エンゲージリングはプロポーズの際に贈られることが多いですが、その後も食事の機会やお出かけなど度々着用する機会があるものです。
着用シーンを選ばず使えて、年齢も問わないデザインであれば長く着用することができますね。今回は大きく分けて3つのタイプをご紹介いたします。
◇ソリテールタイプ
■デザインの詳細
リングの中央に1つだけダイヤをあしらったものをソリテールといいます。エンゲージリングの定番のデザインです。ダイヤモンドを強調した洗練されたデザインとなっています。
◇サイドメレタイプ
■デザインの詳細
中心のダイヤの脇にメレダイヤを留めたデザインで、ソリテールに比べると華やかでゴージャスな印象です。お指に寄り添うようにダイヤが並ぶことで、どこか優しい雰囲気も感じるリングです。
◇エタニティリング
■デザインの詳細
リング上に隙間なく同じサイズのダイヤを全周に留めたリングをフルエタニティリングといいます。2つのエンゲージリングと違って、ダイヤモンドを留めている”爪”という部分が表にでていないタイプなので、日常的にエンゲージリングを着用していたいという方にお勧めです。
印象は、ダイヤモンドのサイズや、デザイン、素材のお色によっても大きく変わってきます。お相手様のイメージにあうデザインを探しましょう。
■エンゲージリングのデザイン一覧
ダイヤモンドのグレード(4C)
次にエンゲージリングの主役であるダイヤモンドについてです。ダイヤモンドの【4C】という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ダイヤモンドの品質を評価する基準として、4つの頭文字をとって4Cと呼ばれております。
「カット(Cut)=輝き」
「カラー(Color)=色」
「クラリティー(Clarity)=透明度」
この4つの評価基準を元にダイヤモンドを選んでいただきます。
カラットやカラーはエンゲージリングにした際にデザインの印象に大きく影響し、カット・クラリティーはダイヤモンドの輝きを左右するものです。4Cのなかでどれを重要視されるか優先順位を決めておくと選びやすくなります。
■ダイヤモンドの4Cについて
4Cがいまいちわからないという方は、例えば、女性が普段アクセサリーをつける場合は、
「日常的につけやすいように小ぶりのダイヤモンドにしよう」
など、お相手様の雰囲気を想像してみるとカラットは決めやすいかもしれませんね。
エンゲージリングを制作する上で、お相手様の「指のサイズがわからない」「好きなデザインがわからない」という方には”ダイヤモンドプロポーズ”をお勧めいたします。
■ダイヤモンドプロポーズについて
ダイヤモンドプロポーズとは、最初にダイヤモンドのみをご購入いただき、そのダイヤモンドでプロポーズしていただきます。後日お相手様と一緒にご来店いただいた際に、指のサイズの計測や、指輪のデザインをお二人で考えていただけます。
一生のものですのでお二人に喜んでいただけるエンゲージリングを制作のお手伝を精一杯させていただきたいと考えております。
3.エンゲージリングの実績デザイン紹介
実際に鶴でおつくりさせていただいたエンゲージリングの一部をご紹介いたします。
誕生石をあしらったエンゲージリング
■デザインの詳細
こちらのリングは中心のダイヤモンドの脇に誕生石をあしらったアレンジリングです。鶴ではダイヤだけでなく、色のついたお石をお留めすることが可能です。
女性の誕生石やプロポーズした月の誕生石をお留めするとお二人だけの特別なエンゲージリングになりますね。
コンビのエンゲージリング
■デザインの詳細
こちらのリングはベースのお色を2色つかったコンビリングです。ダイヤモンドをお留めしている石座はプラチナで、腕の部分はイエローゴールドでお仕立てしております。それぞれお色を変えられるのもオーダーならではですね。
カジュアルな覆輪留めのエンゲージリング
■デザインの詳細
こちらのリングは”覆輪留め”という方法でダイヤモンドをお留めしております。ダイヤモンドを包む様にお留めする覆輪留めは、通常ダイヤモンドをお留めしている”爪”がないので日常的にも使いやすく、アレンジの仕方によって見た目の表情が様々です。
こちらは錆という、独特な質感が特徴のマット加工を施しており、ホワイトゴールドのお色が、上品でアンティークな印象ですね。
■鶴のエンゲージリングの実績一覧
4.まとめ
今回はエンゲージリングとは?についてご紹介させていただきました。エンゲージリングは古くから愛の証として贈られ、今でもその習慣が根付いております。
「どんなものを買えばいいかわからない」
「いらないと言われている」
と皆様状況は様々ですが、贈る相手のことを想ってエンゲージリングを選び、形にして気持ちを伝えることが素敵ですよね。
お相手様に大切な想いが伝わるよう、指輪のデザインやダイヤモンド選びのお手伝いをさせていただきたく思いますので、お気軽にご相談くださいませ。
鶴にはたくさんのサンプルをご用意しておりますので是非一度、お時間のあるときにアトリエに足を運んでいただけますと幸いです。