温かみを感じられる手作りの結婚指輪 | 既製品との違いについて2022.11.19
皆さんは「結婚指輪」と聞くと、どのような場所で購入するイメージがありますか?多くの方は、ショーケースに綺麗に並んでいるリングを思い浮かべるのではないでしょうか。
結婚指輪の購入方法は大きく分けると「既製品」「セミオーダー」「フルオーダー」と3つの方法があります。それぞれにメリットもあれば、逆に注意しなければならない点もあります。
今回は、手作りならではの魅力や鶴のお客様のデザインをご紹介いたします。
1.既製品とは
既製品とは、ブランドやデザイナーが考え完成されたデザインで販売されている既に出来上がった商品のことを指します。
特に有名なブランドさんの指輪で、当日持ち帰ることができるものも既製品に当たります。
ショーケースに綺麗に並べられ、素材やデザイン、つけ心地を見ながら試着することができる点が特徴です。
■この結婚指輪のデザイン詳細
2.既製品のメリット・デメリット
メリット①:試着できる安心感
既製品であれば使用感(つけ心地)や実際の地金の色に誤差等が生じないため、安心して選ぶことができます。
ご予算・金額がご不安に思われる場合は、値段がはっきりと明記されている既製品のリングの方が落ち着いてお選びいただけるかもしれませんね。
メリット②:お手元にすぐに欲しい方におすすめ
ご入籍や結婚式の前はお手続き等で忙しく過ごされている方が多く、結婚指輪選びに時間をかけられない方もいらっしゃるかもしれません。
ブランドによっても異なりますが、オーダーメイドは制作にお時間を要するお店が比較的多いため、すぐにお手元に欲しい方は在庫がしっかりとある既製品がおすすめです。
■この結婚指輪のデザイン詳細
デメリット①:他の人と被る可能性がある
大手ブランドさんで人気のデザインの結婚指輪は、他の人とデザインが被ってしまうこともあります。
もちろん、同じデザインになることが決して悪い事ではありませんし、周りと違った個性的な指輪が苦手だから、なるべく生活になじむベーシックなデザインを好む方もいらっしゃいます。
周りと一味違った指輪やオリジナリティを求める方は既製品はあまり向かないかもしれません。
デメリット②:既製品のためデザインの変更等ができない
たくさんデザインを見ていく中で、「幅をもう少し細い(太い)デザインならいいのに」「ダイヤモンドが留まっていたらもっとかわいいけどな・・」といった要望があっても、既製品の場合はデザイン変更をすることが難しいです。
イメージに近いデザインがない場合、どこかを妥協しなければいけないことあるかもしれません。その点、オーダーメイドの指輪であればイメージに合わせて変更できるので魅力的です。
3.手作り(セミオーダー・フルオーダー)とは
ここからは、既製品とは違う手作りについて詳しくご紹介していきます。違いをぜひご参考くださいね。
セミオーダーについて
セミオーダーは店頭にあるデザインをベースにして素材やデザイン・幅・装飾の有無などを組み合わせていく方法です。
鶴ではセミオーダーとフルオーダーの両方を承っておりますが、セミオーダーでいらっしゃる方がが比較的多いです。
既製品よりもオリジナリティが欲しい方におすすめです。
■結婚指輪をセミオーダーでつくる魅力について|人気の理由とは
フルオーダーについて
フルオーダーは店頭にはないデザインを1から作り上げる方法です。
おふたりの理想的なリングを作るため、具体的なイメージを職人やプランナー(デザイナー)に伝えることがポイントとなります。
■結婚指輪をフルオーダーでつくる魅力について|実績のデザインも紹介
4.手作りのメリット・デメリット
手作りの結婚指輪のメリットとデメリットをご紹介いたします。
メリット①:特別感のあるおふたりだけの指輪
セミオーダーもフルオーダーもいわゆる受注生産となるため、オーダーが入ってから1つ1つ丁寧に仕上げます。
そのため、世界でたった1つのおふたりだけのリングとなるのはもちろん、こだわって決めた部分や一緒にデザインを考えた時間もおふたりにとって素敵な思い出になると思います。
メリット②:人とはちょっと違う個性的なデザイン
オーダーメイドで作られる方は、オーダーメイドそのものを楽しみたい方もいらっしゃれば、人と被りたくない・個性的な指輪を探される方もいらっしゃいます。
シンプルでありながらもひと工夫入れたデザインはもちろん、おふたりのストーリーをリングに表現することもオーダーメイドであれば叶えることができます。
セミオーダーの場合は具体的なイメージをお持ちでなくても、プランナーがおふたりのお好みやライフスタイルに合わせてご提案いたしますので、ご安心くださいね。
メリット③:手作りの温かみを感じられる
手作りならではの温かみを感じられる点がオーダーメイドの醍醐味です。王道のピカピカに磨き上げた鏡面仕上げの甲丸リングでも、1点1点おつくりしているため、特別感を感じることができます。
また、ブランドさんによっては刻印もレーザーの他に、手打ち刻印という職人が1文字ずつ打ち込む方法もあります。
鶴では刻印は手打ち刻印とレーザー刻印の2種類から選べることに加え、マット加工などのテクスチャーも全て職人が手作業で施しています。
■鶴の刻印について
手作業で行うことで「やさしい・柔らかい印象」となるのです。鶴では、手作りならではの生まれる風合いや雰囲気を大切にしております。
デメリット:既製品より受け取りまで時間を要する
サイズと在庫があればすぐにお渡しができる既製品とは違い、オーダーをいただいてから1点1点制作するため、お時間をいただいてしまいます。
ブランドさんにもよって納期は異なりますが1ヶ月以上はかかるところが多いのではないでしょうか。
鶴も、丁寧に心を込めて制作するため2ヶ月半から3ヶ月ほどお時間をいただいてしまいますので、納期に余裕を持ってご相談していただくことをおすすめしております。
※納期が短い場合でもデザインによっては間に合わせられるデザインも中にはございますので、お気軽にご相談くださいね。
■鶴のオーダーメイドについて
5.鶴で制作した指輪のデザイン紹介
ここでは、鶴でセミオーダー・フルオーダーで制作をお任せいただいたお客様の指輪をご紹介いたします。
こちらに記載するデザインはほんの一部で「オーダーメイドの実績」にて、様々な指輪をご紹介しておりますので、そちらもご覧いただけたらと思います。
アンティークな錆鎚目大の結婚指輪
■アンティークな錆鎚目大の結婚指輪の詳細
金槌の表面をあえて錆びさせて叩くことで表情を作る「錆鎚目大のリング」。まるで和紙を貼り付けたような質感で、柔らかく落ち着いた輝きをしています。
また、地金の色をイエローゴールドにすることでアンティーク感も感じられるリングです。
ペア感を大切にしたコンビの結婚指輪
■ペア感を大切にしたコンビの結婚指輪の詳細
両端はイエローゴールドの地金、中心はプラチナの地金を使用しています。左のリングは全体的にマット加工を施し、右のリングは全て鏡面仕上げでお仕立てしました。
加工方法は異なりますが、お色味を同じ組み合わせにすることでお揃い感もしっかりと感じられます。
お好みのテクスチャーを取り入れたギメルの結婚指輪
■お好みのテクスチャーを取り入れたギメルの結婚指輪の詳細
左のリングは全てイエローゴールドの地金でおつくりし、右のリングはプラチナとピンクゴールドの地金でおつくりしました。
左のリングは片側をライン彫り、右のリングはプラチナ側を鏡面仕上げに。質感が違うものを組み合わせることでメリハリのあるリングに仕上がりました。
■鶴のオーダーメイド実績一覧
6.まとめ
今回は既製品とオーダーメイドのそれぞれの特徴やメリット・デメリットについてご紹介いたしました。最後に本記事のまとめを記載いたします。
既製品と手作りで悩まれている方は是非参考にしてみてくださいね。
・既製品はすでに完成しているリングのこと
・既製品は実際の仕様で試着できるため、イメージとの相違がないため安心。
・ぴったりのサイズで在庫がある場合には当日の持ち帰りも可能。
・大手ブランドで人気のデザインは人と被ることがある
・デザインの変更ができない
・セミオーダーは素材やデザイン・幅・装飾の有無などを組み合わせていく方法
・フルオーダーはデザインから考え、1からリングを作り上げる方法
・世界に1つのお二人だけのリングを作ることができる
・人とはちょっと違う個性的なリングも制作可能
・手作りならではの温かみ
・1つ1つオーダーをいただいてから制作するため時間がかかる
鶴では様々なサンプルリングをご用意しており、実際にお手にとりながらご覧いただくことができます。
知識が豊富なプランナーがおふたりのお話を伺いながら、指輪選びのお手伝いを精一杯いたしますのでお気軽にご相談くださいね。