Case Study #173
『ミルグレンと槌目を施したデザイン違いの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-001・19MA-028
素材:プラチナ(Pt900)・ホワイトゴールド(K18WG)
フォルム:ストレート・平打ち・平甲丸・リボン
テクスチャ:鎚目大光沢・ミルグレイン
リング幅:男性3.0mm / 女性2.0mm
刻印:手打ち刻印
宝石:ムーンストーン・ペリドット
”リボンのリングが気になっています”と
アトリエにご来店されたおふたり。
実際に気になっていたリングをお見せすると、
おふたりとも、とても気に入って下さいました。
他にも、たくさんのコレクションリングをご覧になり
それぞれの好みとイメージが固まっていきましたね!
そんなおふたりが選んだのは、
お互いの”好み”と”おそろい感”を大切にし、
繊細な印象を与えてくれるミルグレインと、
大胆に凹凸つけた鎚目がポイントの結婚指輪。
”ミルグレイン”とは、一本のラインのように連続して
小さな球を打刻していく伝統的な手法のことで、
その繊細な装飾はまさに職人技。
職人の手作業により同じ間隔、同じ大きさになるよう
一つ一つ打刻していくので熟練の技が求められます。
”鎚目”は、金槌でリングに叩き、
大胆に凹凸をつける手法のこと。
一つとして同じ物にはならない、
手仕事の温かみを感じることができ
オーダーメイドだからこそのデザインとも言えます。
男性が選んだのは、コンビのリング。
”2色選べるものがいい”、
”人と被りたくない”という想いを
一つにしたデザインとなりました。
中心の鎚目部分の地金のお色味は、プラチナで即決。
2色選べるということで、もう1色は
コレクションのリングを見ながら
じっくりと悩まれていましたね。
コントラストをはっきり出すというよりかは、
”さりげなく、ナチュラルな印象に”
というのが決め手となり、ミルグレイン地金部分は
ホワイトゴールドにすることに。
さり気なく色味が違うところが珍しく、
とてもオシャレに印象に仕上がりましたね。
女性が選んだのは、
リボンのフォルムが可愛らしいリング。
アトリエにご来店される前に、
このデザインを見てくださっていたそうで、
実際にサンプルをお見せすると
”かわいい!これがいい!”
とおっしゃって下さいました。
女性らしい細身のリングで、リボンのフォルムが
手元を華奢に見せつつも、鎚目がキラキラと輝くので
結婚指輪の存在感も出してくれます。
地金のお色味は、
”他にはないようなものがいい”と
ホワイトゴールドにすることに。
優しく、柔らかい雰囲気にとっても似合う
可憐な印象に仕上がりましたね。
リングの内側には、手打ち刻印で入籍月とお名前、
そしてお互いの誕生石を交換して
お名前を繋ぐようにお留めしました。
職人が一文字ずつ手作業で打刻する”手打ち刻印”は、
文字の自然な揺らぎ、そして手仕事だからこその
味わいを楽しむことができます。
「長く身につけるものだからこそ、
お互いの好みも大切にしたい。」
そんなおふたりの優しさと、
思いやりから生まれた結婚指輪。
”2色使いできるデザインがいい”
”リボンのデザインが好き!”
それぞれの好みを取り入れながらも、
ミルグレインの装飾と鎚目のアレンジを揃えることで、
お揃い感も大切にした
”おふたりだけの結婚指輪”が作れましたね!
待ちに待った納品日。
完成したリングをお見せすると、
”すごい!かっこいい!”
”すごい、、、綺麗!”と
じっくりと眺めてくださいましたね。
お互いに指輪交換のように、
リングをはめているのがとても素敵で、
仲良しなおふたりの姿が印象的でした。
ご納品後に男性から、
”2人とも実物をとても気に入っていて、
これから眺める度に気持ちが高揚すると思います”と
嬉しいお言葉をいただけて、
おふたりの結婚指輪作りを
お手伝い出来たことを嬉しく思いました!
これからも末永くお幸せに!
代官山アトリエ
プランナー:飯島
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