Case Study #242
『それぞれのお好みを取り入れた、布目タガネの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-009b・18TE-001a
素材:ピンクゴールド(K18PG)・イエローゴールド(K18)
フォルム:ストレート・平打ち
テクスチャ:タガネ彫り・梨地粗艶出し・ミルグレイン
リング幅:左4.0mm・右2.5mm
刻印:手打ち刻印
宝石:ダイヤモンド・ガーネット・タンザナイト
アトリエにご来店された際に
お二人ともお好みが違うかもしれないと
お話ししてくださったお二人。
たくさんのリングをご試着していく中で
艶消しのデザインを多く手に取られていましたが、
お二人ともお揃いの
“布目タガネ”の彫りを施すことに。
“布目タガネ”は
先端がマイナスドライバーのような細い工具を用いて
1本1本緊張しながら、丁寧に職人が施している
彫りのデザインです。
平打ちの四角くフラットなリングに
縦のラインを彫り入れることで
輪郭が整ったすっきりとした印象になります。
平打ちで幅太のものがいいとご希望されていた男性。
2つの質感が組み込まれたデザインの中でも、
18MA-009bの結婚指輪を気に入ってくださいました。
お揃いの布目タガネのと
光沢をを抑えた梨地粗艶出しの
表面加工を組み合わせることで
2つの質感のコントラストが柔らかい印象の
デザインになりましたね!
彫りと梨地粗艶出し、
それぞれ幅の比率を考え抜かれたのも
大切なポイント。
女性とお揃いの彫りの面を
広めに設定してお仕立てしています。
地金は肌に馴染む印象が良いと
ピンクゴールドでお仕立てし
優しいマット感と存在感のメリハリが魅力的な
デザインになりました。
初めはカーブやミルグレインが入ったリングも
気になられていた女性。
お揃いの布目タガネのリングの輪郭に、
ミルグレインという丸い粒の装飾を打ち込み
アンティークな印象でお仕立てしました。
細く刻まれた彫りのラインと
オーダーで細かい粒を打ち込んだミルグレインが
とても繊細なデザインを作り上げています。
トップに留めた大きなダイヤモンドは
“プリンセスカット”という
四角いカットのダイヤモンドです。
平打ちと縦の彫りととても相性の良い
プリンセスカットが
リングに華やかさを与えてくれています。
地金はイエローゴールドで制作。
他の地金ともとても迷われましたが、
お肌が明るく見えるイエローゴールドは
手に華やかな印象にしてくれます。
リングの内側には、
お互いの誕生石を交換して施しました。
手打ち刻印の “.” (ドット)を
模様に見えるようにと中心のラインに打ち込んだのは
お洒落なお二人ならではの
素敵なアイディアです!
“数ヶ月の間でしたが、
スタッフの方、職人の方のお陰で、
二つとない素敵な指輪に出会うことができました。
本当にありがとうございます”と
心あたたまるメッセージをいただき
嬉しい気持ちでいっぱいになりました!
また、お二人にアトリエでお会いできる日を
心待ちにしておりますね。
代官山アトリエ
プランナー:北島
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