Case Study #414
『繊細な布目タガネ彫りが輝くコンビの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-009b(デザイン一覧)
素材:コンビリング
フォルム:平打ち・ストレート
テクスチャ:タガネ彫り・ヘアライン・梨地粗・鏡面仕上げ
リング幅:左 3.5mm / 右 3.0mm
刻印:レーザー刻印no.5・レーザー刻印no.9
宝石:タンザナイト・ペリドット・ダイヤモンド
“あまり人と被りたくなくて、
少し変わったものがいいなと思っています”と
お話ししてくださったお二人。
そんなお二人が選ばれたのは、
異なる地金を組み合わせた2色コンビの
平打ちリング。
エッジが効いたラインが美しい
平打ちリングの3分の1上部には
縦に細かく”布目タガネ彫り”を施し、
下部には、それぞれお好みのマット加工を
選ばれましたね!
男性のリングは、
少しボリューム感を出した3.5mmで
お仕立て致しました。
メインとなる地金には、
女性のお揃いの”プラチナ”を選び、
その上から”ヘアライン”という
マット加工を施しました。
そして、上部分には
”ホワイトゴールド”を組み合わせ
さりげない色味の違いが楽しめる
おしゃれなデザインに!
“ヘアライン”という加工は、
目の細かいヤスリを一方向に
ラインを引くように施すことで
美しいセミマットな表情を
楽しむことができる加工です。
リングトップには、
ダイヤモンドを1ピース留めるか
迷われていましたが、
カタログに載っている”飾り星”を
気に入ってくださり、
ダイヤモンドの代わりに彫り入れることに。
飾り星を施すことで、
ダイヤモンドとはまた少し変わった輝きが
楽しめるデザインになりましたね!
女性のリングは、
3.0mmでお仕立て致しました。
男性とお揃いの”プラチナ”部分には
上から”梨地粗”というマット加工を施しました。
そして、上部分には”ピンクゴールド”を組み合わせ
温かみのあるデザインに!
“梨地粗”とは、
ガーネットの石粒を水と一緒に流し当てて
リング表面に凹凸をつける加工のこと。
リング表面をよく見ると、
ラメのようにキラキラと細かな粒感を
感じることができます。
また、リングトップには
”お気に入りのマット加工が見えるように”と
ダイヤモンドを9ピースお留め致しました!
リングの内側には、レーザー刻印で
“ご入籍日”と”お名前”をお入れし、
お名前を繋ぐようにして
”それぞれの誕生石”をお留め致しました。
離れていてもお互いを想い、
ぬくもりを感じられる、
そんなおふたりだけの刻印になりましたね!
2回のお打ち合わせを経て、
結婚指輪をオーダーして下さったお二人。
そんなお二人の理想のデザインについて
楽しくお話を伺ったことを今でもよく覚えています!
待ちに待ったご納品日当日。
ご納品時には、
私の異動先の横浜アトリエまで
お受け取りに来てくださいましたね。
”とても素敵な指輪に仕上げてくださってありがとうございます!”
”想像以上です!”と嬉しいお言葉をいただきました。
お二人とのお打ち合わせはとても楽しく、
センス抜群のアイデアばかりで、
リングが完成するまで
私自身とてもワクワクさせていただきました!
鶴でお仕立てさせていただいた結婚指輪が、
お二人のこれからの幸せに寄り添っていけることを
とても嬉しく思います。
またメンテナンスの際にお二人にお会いできることを
心より楽しみにしております!
末永くお幸せに。
鶴 代官山アトリエ
プランナー:飯島
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