Case Study #678
『こだわりの詰まったストレートの結婚指輪』
鶴のデザインを気に入ってくださり
ご来店されたお二人。
たくさんサンプルをご試着いただく中で
お二人が選ばれたのは、
彫りが施されたストレートのデザインでした。
お二人が選ばれたストレートのフォルムは“平打ち”。
平打ちは角が立ちエッジが効いているフォルムの為、
すっきりとしたシャープな印象になります。
お二人とも、リングの1/3の部分に
“布目タガネ”と呼ばれる彫りを施しました。
布目タガネとは、タガネと呼ばれる工具を使って
縦方向に向かって彫りを施す加工で、
平打ちストレートのリングに施すことで
お手元をすっきりとした印象にしてくれます。
また、職人が1本1本彫りを施しているからこそ、
手作りの温かみを感じていただける
テクスチャーです。
布目タガネ以外の部分には、
“梨地粗”と呼ばれるマット加工を施しました。
梨地粗は、ガーネットの石の粒を
水と一緒にリングにかけ流すと
生まれるマット加工で、
ガーネットの石の粒が粗いものを使用している為、
表面に細かな凹凸ができ
その凹凸が光に反射し、
ラメのようにキラキラと輝きます。
布目タガネの彫りのさりげない輝きと、
梨地粗のラメのように輝くマット加工が合わさった、
素敵な結婚指輪に仕上がりました!
また、女性の指輪にはこだわりでもある
ダイヤモンド5pcを、等間隔にお留めしました。
1pcずつ“ふせこみ”と呼ばれる
ダイヤモンドを埋め込んで留める方法で
お留めしたことで、
個性溢れる唯一無二のリングとなりましたね!
お色味は、普段から身につけていらっしゃる
アクセサリーとの相性を考えプラチナにてお仕立て。
プラチナは、肌のお色味とかけ離れていることから、
存在感がしっかりと出ます。
また、飽きのきにくいお色味の為、
年齢を重ねても永く身に着けていただきやすい
お色味です。
ご納品の際には、桐箱を開けた瞬間
お二人揃って「おお〜!!いいね!!」と
仕上がりを喜んでくださり、
とても嬉しかったことをよく覚えております。
その後も、お二人でリングを見つめながら
「いいね!いいね!」とお話をされているお姿が
とても微笑ましかったです。
改めまして、お二人の一生に一度の
結婚指輪制作に携わることができ大変光栄でした!
ご納品からしばらく経ちましたが、
リングはお二人のお手元に
馴染んできましたでしょうか。
メンテナンス等ございましたら、
お気軽にご相談くださいませ。
またお二人にお会いできます日を心より
楽しみにお待ち申し上げております!
末永くお幸せに!
鶴 銀座アトリエ
プランナー:山﨑(未)
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