Case Study #92
鶴(mikoto)で気になるリングを見つけてくださったお二人。
お二人が気になられていたのは、鎚目のリングでした。
鎚目は、金槌で1つ1つ打ち込んだ面がランダムに連なるリング。
職人の打ち方によって表情が異なるため、
1つずつの凹凸感に個性を感じていただけるような
手作り感あふれるデザインです。
たくさんある槌目の中でも
お二人が選ばれたのは、鎚目中。
小さすぎず、大きすぎず、
中間の大きさで打ち込んでいる槌目は
よりランダム感を楽しめるようなデザインです。
甲丸の丸いフォルムに打ち込むことで
つけ心地や指あたりが優しくなるようにお仕立てしました。
男性のリングは、ピンクゴールドにすることで
肌馴染みがよく優しい雰囲気に。
女性は、普段よく身につけられるというイエローゴールドと迷われましたが、
お揃い感を大切にするために
お二人でお揃いのピンクゴールドを選ばれました。
表面はお揃いでつや消しにしてお仕立て。
身につけていく中で小傷がついてマットになってしまうなら
はじめから艶を消しておきたいとおっしゃられたお二人。
つや消しのリングは経年変化で艶が出てきますよ、とお話しすると
“それは面白いしいいね!”と
お二人で興味を持ってくださいました!
鎚目模様をリング表面に打ち込む際に出来る”側面の揺らぎ”。
輪郭を整えるためにこの揺らぎを削ることも出来ますが、
手作り感がある方がいいというご希望に合わせて
あえて打ちっぱなしにして制作しました。
内側の刻印も、あえてランダムにして作ってください!とご希望をいただき、
通常よりもランダムに打ち込むようにして
お仕立てしたのが、お二人のこだわりのポイントです。
手作りの暖かみや、1点1点異なる個性を大切にされていたお二人。
ご納品の際には、
”仕上がりもつけ心地もパーフェクトに気に入っております!”と
嬉しいメッセージをいただきました!
飾らずに、いつも自由に楽しくお話されているお二人の
リング作りのお手伝いが出来たことを
とても嬉しく思っております。
これからは、リングと一緒に
楽しい時を重ねてくださいね!
オーダーメイドジュエリーブランド
鶴 mikoto(ミコト)東京 代官山
結婚指輪:18TE-009(アレンジ)
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