Case Study #451
『色違いで制作した、ギメルリングの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-025(アレンジ一覧)
素材:コンビリング
フォルム:ギメルリング
テクスチャ:鏡面仕上げ・錆
リング幅:左3.5mm / 右3.0mm
刻印:レーザー刻印No.6
“マットの質感で考えてみようかなと思って”と
お話ししてくださったお二人は
結婚指輪をお探しでした。
たくさんあるサンプルリングの中でも、
マットの質感のものを多く
手に取られていましたが、
ふとフォルムの変わったリングを
身につけてみることに。
はじめに手に取られたのは男性。
“絶対似合わないだろうなと思いながら
手に取ったんですけど”と
ご自身の意外なお気持ちの発見に
びっくりされていました!
そんなお二人が選ばれたのは、
2本のリングがクロスするように組み立てられた
ギメルリングの結婚指輪です。
実は、初めてギメルリングを
手に取られるお客様のほとんどが
あっ!と驚いて声をあげることが多い
ギメルリング。
2本のリングで構成されているため、
2つの輪の状態になり、
想像以上の面白い作りに
魅力を感じていただける個性的な結婚指輪です。
一見ボリューム感があり、
個性的すぎるかもしれないと
心配されるお客様もいらっしゃいますが
身につけてみると
幅の太さを感じさせない安定感と
程よい存在感が癖になるデザイン。
こちらのお二人も、
着けてみると想像以上にしっくりと手に馴染む
ギメルリングのフォルムと、
人とは被らないような独特のデザインを
気に入ってくださり、
ギメルリングを選ばれました。
さらに、リング表面のフォルムは、
角を落として柔らかな丸みをつけた
平甲丸にすることで
着け心地の良い滑らかな形に。
コレクションよりも0.5mmずつ細く制作し
よりナチュラルに付けられるように
アレンジしています。
男性はプラチナ・イエローゴールド、
女性はプラチナ・ピンクゴールド、
それぞれお好みの地金を選んで
色違いで制作しました。
表面を全てマットにするか、
片側だけにするかでとても迷われましたが、
プラチナを艶でお仕立てし、
結婚指輪らしい輝きをプラス。
あまり見ない珍しい加工が良いと、
ゴールド側には
錆の加工を施しました。
錆は、
金槌の表面をあえて錆させておき、
その表面をリングに何度も押し付けるように
転写させることで
和紙のような独特な風合いが生まれる
テクスチャーです。
使い込んだような、
アンティークな雰囲気も
気に入ってくださいました。
リングの内側には、
お日付とお名前を
レーザー刻印で打刻しています。
人とは被らないような、
なかなか見ることのないデザインが綺麗と
気に入ってくださった、
ギメルリングの結婚指輪。
ご納品後には、
“実物もお写真もとてもキレイで
とても感激しました” と
嬉しいメッセージをいただきました!
男性がサプライズでご用意された
ダイヤモンドプロポーズのご相談から
ご結婚指輪の制作まで
担当させていただいていたため
指輪の納品をした際には
とても感慨深い気持ちになったことを
つい最近の事のように思い出します。
いつも穏やかで笑顔が素敵な優しいお二人。
これからも仲良く、
末永くお幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:北島
265