Case Study #390
『キラキラとした輝きのあるマットが手に馴染む結婚指輪』
結婚指輪:18TE-014(アレンジ)
素材:プラチナ(Pt900)・ピンクゴールド(K18PG)
フォルム:ストレート・平甲丸
テクスチャ:ヤスリ打ち
リング幅:左2.5mm / 右3.0mm
刻印:レーザー刻印No.4
宝石:ダイヤモンド
マットの種類やアレンジが豊富なことから
鶴に興味をもってくださったお二人。
お二人が選ばれたのも、“ヤスリ打ち”という
珍しいマットの質感でした。
“ヤスリ打ち”とは
ヤスリを打ちつけるように使用し、
打ちつけた跡がリング表面に
独特な模様を描くマット加工。
表面はざらっとした質感で
ラメのようにキラキラと輝きます。
まるで長年使い込んだようにも見える
味のある加工です。
マットするか光沢にするかで悩んでいた女性は
石が留まっているのかと思うほどの
キラキラとした輝きと華やかな印象がある
“ヤスリ打ち”の質感を気に入っていただきましたね。
男性はキラキラしすぎて派手ではないかと
最初は懸念していましたが
鏡面よりも優しい色合いで肌馴染みがいいことや
女性側のリングとのペア感も大切にして
お二人とも同じ“ヤスリ打ち”を選ばれました。
色味はそれぞれ好みの色味で仕上げています。
男性はプラチナ。
表面がキラキラとすることで
華やかさはありますが
プラチナの持つ純白の色味により
上品な印象となりました。
女性はピンクゴールド。
ピンクゴールドが元々持つ優しい色味は
光の当たり加減によって濃淡が変わり
色味の変化が楽しめます。
お二人は側面にもこだわりがあります。
側面の光沢がマットとの対比で
キラッと強調されてしまわないよう
側面にまで表面と同じマットを施しました。
側面は意外と対面の位置からよく見える部分なので
どこから見ても一体感のあるデザインとなりましたね。
女性側のリングには
ダイヤモンドを1pcお留めしています。
実際に石を当てながら
リング幅とのバランスを考えて
石の大きさを決めました。
内側にはご入籍日とお二人のイニシャルを
レーザーの刻印にて刻んでいます。
ポップで柔らかい雰囲気の字体は
お二人のリングのデザインにぴったりでしたね。
ご納品時には
デザインを一つ一つ確認するように
完成したリングをお二人でじっくり
ご覧になられていました。
デザインを一からお二人で考えたからこそ
イメージしていた通りのリングが
出来上がった瞬間の喜びは
特別なものだったと思います。
その日も早速リングを薬指にはめて
笑顔でお帰りになられましたね。
これから先も末永く
鶴のリングを身につけていただけますことを
祈っております。
鶴 銀座アトリエ
プランナー:今井
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