『ミルグレインの加工を施した婚約ネックレス』

 
ダイヤモンドプロポーズを経て、
婚約ネックレスを制作するために
おふたりで来店くださいました。
 
事前におふたりでホームページを見てきてくださり、
ある程度候補は絞られていましたね。
 
2つのデザインで迷いましたが、
男性に写真を撮影してもらい
“客観的にどう見えるか”を意識しながら
デザインを選んでくださいました。
 

 
選ばれたのは、19NE-002aのデザイン。
こちらのデザインは、
ダイヤモンドの周りを
地金でぐるりと覆った
覆輪留めのデザインです。
 
地金でダイヤモンドを囲うため、
コロンとした見た目で
可愛らしく身につけていただくことができます。
 
また、地金部分には
“ミルグレイン”と呼ばれる
丸い粒の装飾を施しました。
 
ミルグレインはラテン語で「千の粒」を表し、
古くから伝わる装飾です。
 
「千=たくさん」という言葉の連想から
永遠や長寿といった縁起の良いものとされています。
 
タガネの工具を用いて、
職人が1粒1粒打ち込んでおり、
手作業ならではのあたたかみを
感じることのできるテクスチャーです。
 

 
お留めしたダイヤモンドは、
男性がお相手様のことを考えながら
大きさや評価にこだわって
選んだものです。
 
「透明度が高いものを
プレゼントしてあげたい」と
とても綺麗なお石を
お選びいただきました。
 
地金の素材は
プラチナでお仕立て。
 
プラチナの青白い輝きがダイヤモンドの
透明感を引き立たせ、
ネックレスをより美しく魅せます。
 
ネックレスのチェーンは、
鎖のように輪の繋がった
「あずきチェーン」でお仕立て。
 
輪の1つ1つがあずきに見えることから
そう呼ばれています。
角度によってキラキラと繊細に輝く
さりげなさが特徴です。
 
主張しすぎずに輝くため、
トップのダイヤモンドも
際立つ仕上がりになりましたね。
 

 
ご納品の際には、
おふたりの素敵な笑顔を拝見でき
私も心があたたかくなったことを
覚えています。
 
改めて、おふたりにとって大切な
ご婚約ネックレスの制作に携わることができ、
本当に光栄でした！
 
またいつでもメンテナンスにいらしてくださいね。
 
末永くお幸せに！
 
 
鶴 代官山アトリエ
プランナー：矢沢
 
 
 
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