Case Study #687
『マット加工が映える覆輪留めの婚約ネックレス』
「婚約指輪はいらない」
と女性から言われていた男性。
気持ちを何か形にできないかと考え、
日常的にも使いやすい婚約ネックレスを贈ろうと
鶴にご来店くださいました。
デザインはシンプルなものを考えており
マット加工がお好きだという男性は、
「マットでシンプルなネックレスにしたい」と
イメージをお話しくださいましたね。
アトリエにあるサンプルをご覧いただきながら
19EN-001のダイヤモンドを爪で留めた
すっきりとしたデザインを
気に入ってくださいました。
ただ、19EN-001ですと
マット加工を施せる面が少なく、
マットをしっかりと見せたい!という想いから
地金をたっぷりと使用した、
19EN-002の覆輪留めのネックレスを選ばれました。
覆輪留めとは
ダイヤモンドを包むように金属で囲った留め方で、
ころっとした丸みが柔らかい印象を与えてくれます。
爪留めのものに比べると、
お召し物への引っ掛かりもなく
シーンを選ばずご着用いただけるのも
覆輪留めの魅力です。
覆輪部分には、
艶感のあるヘアラインという
マット加工を施しました。
ヘアラインとは
工具で細かな線を1本1本引いていき
その線が織り重なってできるマット加工です。
職人の手作業で行うからこそ、
繊細な光沢感の中に温かみも感じる
仕上がりとなります。
地金のお色味はプラチナでお仕立て。
「色だけは決まっているんです!」
と普段女性が着用しているアクセサリーを参考に、
お色味は即決でしたね!
また、チェーンは
上品な輝きが魅力的なベネチアンチェーン。
チェーンのなめらかなフォルムと、
ヘアラインの艶感が相性抜群です。
マット加工を施すことにより、
ダイヤモンドの輝きがより強調され
すっきりと洗練されたネックレスに
仕上がりましたね!
ご納品時には、
完成したネックレスを手に取りながら
「これを手でやっているんですね」
とハンドメイドというところに
感動していただいていたことが
印象に残っております。
またネックレスご納品後に
お二人で来店いただき結婚指輪の
制作もお任せいただきました。
デザインを1から選べるというところを
気に入っていただき、
シンプルでありながら
リング幅から内側の刻印まで、
お二人ならではのこだわりが満載な結婚指輪を
制作させていただきました。
ご納品から少しお時間が経ちましたが、
お二人のお手元に馴染んでこられましたでしょうか。
またメンテナンス等で、
お二人のお会いできる日を楽しみにしております!
末永く、お幸せに!
鶴 大宮アトリエ
プランナー:小島
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