Case Study #603
『それぞれのこだわりを形にした結婚指輪』
結婚指輪:18MA-009a(アレンジ一覧)
素材:プラチナ
フォルム:ストレート・平打ち
テクスチャ:鏡面仕上げ・ミルグレイン
リング幅:左 2.8~3.0mm / 右 3.0mm
宝石:ダイヤモンド
HPのオーダーメイド実績から、
気になるデザインがあると
鶴にご来店くださったお二人。
結婚指輪は常に身につけているものだからこそ、
「デザインはそれぞれ気に入ったものがいい」と
お二人でお話されていましたね。
思い思いにリングを試着していくお二人。
男性はたくさんあるサンプルの中から、
マットな面と、鏡面の二面あるデザインを
気に入ってくださいましたね。
男性のお手元に馴染むフォルムを
お二人で相談され、
中心をぐっとひねったようなデザインが特徴的な
S字のリングを選ばれました。
ひねり部分は艶感を残し、
それ以外の場所には”梨地”という
マット加工を施しています。
梨地は鶴のマット加工のなかでは、
深みのあるテクスチャーです。
光沢感を抑えることにより、
中心の鏡面が上に浮いて見えるような
デザインをより強調する仕上がりとなりました。
素材のお色はホワイトゴールドでお仕立て。
最後までイエローゴールドと悩まれていましたが、
マット加工を施したホワイトゴールドの色味を
気に入ってくださったのが決め手でしたね!
女性は事前にHPで気になってくださっていた、
地金を2色使ったコンビのリング。
リング上部分をプラチナ、
下部分をピンクゴールドにすることで、
まるで2本重ね付けをしているかのような
特別感があります。
プラチナ部分はすっきりとした平打ちのフォルム。
表面を磨きあげた鏡面仕上げにすることで
結婚指輪らしさも大切にしております。
ピンクゴールド部分には、
大粒のミルグレインを施しました。
先が丸い工具を使い、1粒1粒、
職人が丁寧に打ち入れていく装飾です。
1つ1つの粒の形を揃えたり、
一周規則的に打ち入れるのはまさに職人技ですね。
すっきりとした平打ちと丸みのある
ミルグレインを合わせることで、
上品さと可憐さを兼ね備えたリングに
仕上がりました。
また、プラチナ部分の側面には
ダイヤモンドを半周お留めしており、
リングをはめる向きによって
また違う表情を楽しめます。
ご納品時には、
「こんな素敵なデザインになるんですね」と
心温まるお言葉をいただきました。
婚約指輪の制作も鶴にお任せいただき、
結婚指輪との重ね付けも楽しまれていた様子が
とても微笑ましく、記憶に残っております。
お打ち合わせ時から、
とても楽しい雰囲気で仲良しなお二人。
お二人ならではの素敵なリングに
仕上がりましたね!
お打ち合わせ後はお二人で
遠方にお引越しされておりましたが、
ご納品時にアトリエまで足を運んでいただき、
対面でお二人にリングをご納品できましたこと、
心より嬉しく思います。
こちらに遊びにいらした際には
是非、鶴にお立ち寄りいただけますと幸いです。
またお二人にお会いできることを
楽しみにしております。
鶴 大宮アトリエ
プランナー:小島
2201