Case Study #602
『ツヤとマットで質感の違いを感じられるU字ウェーブの結婚指輪』
【アレンジ詳細】
結婚指輪:18MA-022(アレンジ一覧)
素材:プラチナ・イエローゴールド
フォルム:U字・ウェーブ(カーブ)
テクスチャ:サテン細・錆
リング幅:左 2.5~3.2mm / 右 2.0~2.7mm
刻印:手打ち刻印・レーザー刻印no.2
オーダーメイドの指輪に興味があり
鶴にお越しくださったお二人。
事前にお二人でホームページを見ながら
気になるデザインを
ピックアップしてくださっており、
ご来店時にはすでに希望のデザインが
2択に絞られていましたね。
ご希望のデザインを中心にご試着いただき、
お二人が選ばれたのは
“18MA-022”のフォルム。
こちらのデザインは、アルファベットのUと同じように
緩やかに湾曲したフォルムが特徴的な結婚指輪です。
ころんとした丸みのある湾曲したフォルムは
他の指への当たりも優しく、
着け心地の良いデザインです。
ベース部分と右斜め上側に向けて
リングに沿うように施されたパーツの部分は
おふたりのお好みに合わせて
地金の色味や表面の質感を
自由に組み合わせることができる
オーダーメイドならではのデザインです。
男性の指輪はプラチナ1色でお仕立て。
「ツヤとマットのコントラストを出したい」
というお気持ちから
ベース部分に”サテン細”のマット加工を施し、
パーツ部分は艶々に磨き上げる
鏡面仕上げでお仕立てしました。
“サテン細”は、格子状に線を入れることで
表情をつけており、金属でありながらも
まるで絹のような柔らかな質感で、
手に優しく馴染みます。
ベース部分のマット加工とパーツ部分の鏡面仕上げの
コントラストが美しい仕上がりになりました。
女性の指輪はイエローゴールド1色でお仕立て。
ベース部分には”錆”のマット加工を施し、
パーツ部分は艶々に磨き上げる
鏡面仕上げでお仕立てしました。
ご来店時から「錆の加工が気になる」
と話してくださっていた女性。
実際にリングをご試着いただいた際は、
見た目も質感も
とても気に入ってくださいましたね。
金槌の表面をあえて錆びさせ、
リングに錆の模様を転写させるように、
力強く押し付けることで生まれる錆加工は、
一つとして同じにはならない
独特な質感を楽しむことができます。
2色の地金を組み合わせることも多い
こちらのデザインですが、
お二人ともそれぞれプラチナとイエローゴールドの
地金のお色味を気に入ってくださり、
単色でお仕立てしました。
ベース部分とパーツ部分同じお色味で
統一感を出しながらも、
テクスチャーを変えることで、
質感の違いを楽しめる仕上がりとなりました。
指輪の内側には
入籍のお日にちを入れてお仕立て。
おふたりにとって大切なお日にちを
指輪にお入れしたことで
いつでも初心にかえれるような
仕様になりましたね。
改めて、おふたりにとって大切な
ご結婚指輪の制作に携わることができ、
本当に光栄でした!
またいつでもメンテナンスに
いらしてくださいね。
末永くお幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:矢沢
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