Case Study #418
『2つで1つになる彫り模様を施した夫婦の結婚指輪』
結婚指輪:21TE-037 (アレンジ一覧)
素材:ホワイトゴールド(K18WG)・ピンクゴールド(K18PG)
フォルム:ストレート・平甲丸
テクスチャ:サテン細・花火彫り
リング幅:下 3.0mm / 上 2.5mm
刻印:手打ち刻印
宝石:エメラルド
“ホームページで花火の彫りを見て、気になって来ました!”と
アトリエにお越しいただいたお二人。
いくつかのお店をご覧いただく中で、
つけ心地にもこだわられ、
”ベースの形は”平甲丸がいいです!”と
最初から心に決めていらっしゃいましたね。
“平甲丸”とは、
平打ちリングのシャープな印象を残しつつも、
リングの角を少し削ることで、
優しい丸みが指に馴染むフォルムのこと。
実際に花火の彫りを施したリングをご覧いただいた際には、
“やっぱりすごく綺麗ですね!”と
素敵な笑顔でおっしゃっていただきました。
そんなお二人が選ばれたのは、
2つのリングを重ねると、
大輪の“花火”が浮かび上がる結婚指輪。
そして花火の彫りの反対側には
“クラゲ”のオリジナル彫りを施しました。
“初デート、プロポーズの日にもクラゲが近くにいたんです”と、
素敵な思い出のお話しをお聞かせくださったことを
今でもよく覚えています。
ベース部分には、
”サテン細”という格子状に細かい線を入れたマット加工を施し、
彫り入れた部分だけが繊細にキラッと輝くデザインに。
男性のリングは、
3.0mmでしっかりとボリューム感のある印象に。
地金の色味は、ホワイトゴールドを選ばれました!
ホワイトゴールド特有の、
ほんのりとブラウンがかったような色味には深みがあり、
人とは少し違ったお洒落な印象に仕上がりましたね。
女性のリングは、
2.5mmで華奢な印象に。
地金の色味は、ピンクゴールドを選ばれました!
華やかながらも、
肌に優しく馴染むピンクゴールドは、
ナチュラルに身に着けることができます。
初めは全てマット加工にしようとお考えでしたが、
“結婚指輪らしさも大切にしたいね!”とお話ししていたお二人は
側面の加工にもこだわられましたね!
側面は、対面でお話している時に
実は一番相手から見える場所です。
そこで、
相手から一番見える側面には艶のある”鏡面仕上げ”を、
ご自身側の側面には”マット加工”を選び、
オーダーメイドらしい素敵な結婚指輪のデザインに!
リングの内側には、
“手打ち刻印”でお二人が夫婦になった日を
入れさせていただきました!
“手打ち刻印”とは、
小さなリングの内側に、
職人が一文字ずつ丁寧に文字を打ち入れていく技法のこと。
自然な文字の揺らぎが温かみのある印象を与え、
機械では真似することのできない優しい印象に仕上がります!
お打ち合わせ時には、楽しそうにお話をしながら
デザインを決められている姿が印象的だったお二人。
ご納品日当日には、
“こんなに綺麗に仕上げていただいて、
本当にありがとうございます!”と
温かいお言葉をいただきました。
お二人に終始笑顔で喜んでいただけて、
私もとても嬉しい気持ちでいっぱいになりました!
お二人の素敵な思い出と、こだわりをギュッと込めた
特別な輝きを放つ結婚指輪になりましたね!
末永くお幸せに。
鶴 代官山アトリエ
プランナー:飯島
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