Case Study #522
『細部までこだわった世界に一つだけの婚約指輪』
結婚指輪:22EN-020(アレンジ一覧)
素材:プラチナ(Pt900)
フォルム:ストレート
テクスチャ:鏡面仕上げ・ミルグレイン
リング幅: 〜2.0mm
刻印:レーザー刻印No.10
宝石:ダイヤモンド
“他にはないものを作りたい”と
ご来店されたお二人。
そんなお二人が選ばれたのは、
中心に向かって幅が細くなるデザイン。
リング全体に動きが出ることで
指をスッと細く見せてくれたり、
綺麗にお手元を彩ってくれたりします。
また、リングを華奢な印象にさせるだけでなく、
ダイヤモンドをより大ぶりに美しく魅せる
効果も与えてくれます!
リングの表面は
平甲丸という丸みをつけた形で
優しい印象に。
石を留める石座の部分は
“覆輪”という形でお作りいたしました。
覆輪とは石を包み込むような形で留めた
一種の石留め方法です。
ダイヤモンドを覆うように留めたデザインは、
爪がないため服に引っかかる心配なく
着用することができます。
また、丸みを帯びている形のため、
すっきりとしながらも
可愛らしい印象を味わうことができます。
指輪の上側にはミルグレインを一周施し、
より繊細な印象を持たせました。
一粒一粒丁寧に打ち込まれた
小粒なミルグレインは、
シンプルな一粒のダイヤモンドの婚約指輪に
上品な華やかさをプラスしてくれる加工です。
また、上下に入れるのではなく
片側のみに入れたことで
他の人とは被らないお二人だけのデザインに
仕上がりました。
表面は艶々に磨いた鏡面仕上げでお仕立て。
マットでのお仕立ても考えていましたが、
存在感を出したいとのことで鏡面仕上げを選択。
ミルグレインとは違った輝きを
楽しむことができ、お手元を明るく彩ります。
お色味はプラチナでお仕立ていたしました。
ダイヤモンドとの相性が一番良いプラチナは、
ダイヤモンドの純粋な輝きを存分に発揮させます。
また、婚約指輪らしさも感じられ
お手元でキラキラと存在感を放ちます。
ご納品の際には、
“桐箱で納品なんですね!素敵!”と
驚かれておりましたね。
鶴では、指輪だけではなく
納品ケースにも日本のものづくりを
活かしております。
また、桐は四季のある日本の気候風土に
最も適した素材であり、
状態がよく保管ができるところも
桐箱の魅力の一つです。
完成したリングをご覧いただくと、
「おお〜!」と声を漏らしながら
嬉しそうにされていたのを覚えております。
あれからお時間が経ちましたが
指輪は馴染んできましたでしょうか?
お二人のこれからの人生に寄り添う
大切な婚約指輪として、
永く身につけてくださることを
心より嬉しく思います。
末永くお幸せに!
鶴 横浜元町アトリエ
プランナー:山﨑
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