Case Study #209
『ふたりのお気に入りのマット加工を施したお揃いの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-007・18MA-011
素材:イエローゴールド(K18)
フォルム:平甲丸・ストレート
テクスチャー:サテン細
リング幅:左 3.0mm / 右 2.5mm
刻印:レーザー刻印No.6
“たくさんの指輪を試着してから決めたい”
とアトリエにご相談にいらしてくださったお二人。
まだ具体的なイメージは固まっていないとのことで
たくさんのサンプルリングを実際に身につけて
いただくことから始めていきました。
お揃い感を大切にしたいと思われていたお二人ですが
最初はなかなかお二人の好みが一致せず
たくさん悩まれていましたね。
女性のお気に入りだった”錆加工”という
錆させたハンマーを使用して
表面に転写させていくようなテクスチャーを
中心に一時はお話ししていました。
しかし、ふと目に留まった
“サテン細”をご試着していただいたことが
デザインを決めていく大きなきっかけとなりました。
格子状に細かな線が密集して入っている
“サテン細”のマット加工は
まるで布のような柔らかい質感のテクスチャーです。
こちらの加工をお二人ともに気に入っていただきました。
お二人のお好みがしっかりと一致したその時から
どんどんデザインが決まっていったのを
今でもよく覚えています。
男性の指輪は手の大きさに合わせた
3.0mm幅でお仕立ていたしました。
また、女性の指輪は少し細く
2.5mmの幅でお仕立てしております。
指輪のフォルムも少し悩まれましたが
“サンプル通りのこの形が綺麗じゃない?”と
ほんのり丸みを帯びた平甲丸のフォルムを
ベースにしてお仕立てすることに。
内側にはお二人の考えられたメッセージを
レーザー刻印にてお入れしました。
また、メッセージの最後には
鶴(mikoto)のロゴでもある鶴のマークを2つ、
続けてお入れしました。
夫婦鶴をイメージして
2羽の鶴が同じ方向に羽ばたいていく、
そんなイメージを表現した素敵な刻印となりましたね!
指輪が完成してついに納品の日。
指輪を見た瞬間に、
お二人が顔を見合わせて
”おぉ〜”とご試着される様子が
とても印象に残っています。
その後撮影させていただいたお写真では
少し照れながらも素敵な笑顔で写ってくださいました!
お二人からいただいた
”ありがとうございました”
の言葉がとても胸に沁みた瞬間です。
あれからしばらく経ちましたが
指輪は馴染んできたでしょうか?
またメンテナンスなどで
いつでもアトリエに遊びにいらしてくださいね。
代官山アトリエ
プランナー:尾崎
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