Case Study #235
『色違いでお仕立てした半剣腕の結婚指輪』
結婚指輪:18MA-012(アレンジ)
素材:プラチナ(Pt900)・イエローゴールド(K18)
フォルム:ストレート
テクスチャ:鏡面仕上げ・サテン荒
リング幅:3.0mm
刻印:手打ち刻印
カーブなどがかかっていない
真っ直ぐなフォルム、そして
シンプルなデザインの結婚指輪を
お探しだったお二人。
女性は宝飾店にお勤めされているとのことでしたが、
あえて、“オーダーメイド”で作るのがいいかなと思って探していたところ、鶴を見つけられたそうです。
雰囲気とかがお洒落だなと思ってと
お話ししてくださり
同業者の方にそう思っていただけたことを
とても嬉しく思ったことを覚えています。
お二人が選ばれたのは
“半剣腕”の結婚指輪。
半剣腕は、一見無機質でシンプルなデザインですが、
実はオーダーメイドの良さがとてもたくさん込められた結婚指輪です。
リングの約半周という長さに施された
右斜上方向にのびやかに伸びる稜線は
お客様のお好みのサイズ、幅に合わせて
1本ずつ丁寧にお仕立てしています。
その稜線を跨いで作り出される2つの面には
お二人の思い思いのテクスチャーを
2種類選んで施すことができるデザインは
まさにオーダーメイドを楽しんでいただけるようなデザイン。
指の節が根元よりもしっかりされている方は
リングが比較的くるくると回りやすいため
回っても気にならない、
また、回すことで色々な表情が表現されるのが
半剣腕のとても魅力的なところです。
お二人が選ばれたのは、
鏡面仕上げと、”サテン荒”の2つの質感。
“サテン荒”は
ヤスリであえてランダムに表面を荒々しくこすり
マットの質感にしている表面加工です。
粗めのヤスリを使うことにより、
少し深めにラインが刻まれ
キラキラとした細かな輝きが特徴的な
手作り感溢れる表情が半剣腕ととても似合います。
結婚指輪を1本でつけた時は、
存在感のある鏡面仕上げがいいけれども、
婚約指輪と2本で重ね付けをした時には
サテン荒のマット加工がとても似合うため
どちらにしようかとても迷われていた女性。
どちらのシーンにも適応できる
半剣腕のデザインを
お二人でとても気に入ってくださいました!
男性のリングは、
プラチナの素材にすることで
よりシンプルで洗練された
シャープな印象に。
女性のリングは、
イエローゴールドの素材にすることで
アンティークな雰囲気や
クラフト感を出しつつも
手元に華やかな印象が出る結婚指輪になりました。
手打ち刻印で
ご入籍日とお名前を打刻したのも
お二人のこだわりのポイント。
色違いでお仕立てした
オーダーメイドならではの結婚指輪。
これからお二人で
素敵なご家庭を築いていかれてくださいね。
末永く、お幸せに!
代官山アトリエ
プランナー:北島
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