お揃いじゃない結婚指輪の魅力とオーダーメイドという選択肢2025.07.21

結婚指輪といえば「お揃いでシンプルなデザイン」が定番で、思い浮かべる方も多いかと思います。同じデザインを身に着けることで、夫婦の絆を表現する、そんな価値観が永く愛されてきました。
しかし、最近では、結婚指輪に対する考え方や価値観が大きく変化してきています。「自分の好きなデザインを選びたい」「ふたりの個性を大切にしたい」といった想いから、お揃いじゃない結婚指輪を選ぶ方が増えています。デザインや素材、フォルムが違っても、“ふたりらしい”素敵な結婚指輪になります。
そこで今回は、近年お揃いじゃない結婚指輪が増えてきている理由、お揃いじゃない結婚指輪の魅力、オーダーメイドで叶えるおふたりだけの結婚指輪についてご紹介します。
これから結婚指輪を探される方や、お揃いじゃない結婚指輪を見つけたいと考えている方は、ぜひ参考にご覧ください。
1.お揃いじゃない結婚指輪が増えている理由
そもそも、お揃いじゃない結婚指輪を選ばれる方が増えているのは、どのような理由からでしょうか。以前は結婚指輪といえば「全く同じデザイン」を選ぶのが当たり前とされてきました。
しかし最近では、ファッションの好みや、手の形、肌の色、職業などを踏まえて、自分に似合うデザインを選びたいという声が増えたことで、あえてお揃いじゃない選択肢も一般的になりつつあります。

「ふたりの価値観を大切にしながら、永く愛せるものを選ぶ」という考え方が、結婚指輪選びの新しいスタイルとなってきています。ここからは、お揃いじゃない結婚指輪の魅力をご紹介したいと思います。
2.お揃いじゃない結婚指輪の魅力
お揃いじゃない結婚指輪を選ばれる方が増えている背景には、様々な理由があります。ここでは「お揃いじゃない結婚指輪」の魅力についていくつかご紹介いたします。
自分たちらしさを表現できる
結婚指輪は一生に一度の特別なものだからこそ、おふたりそれぞれが「自分らしい」と感じられるデザインを選びたいという思いが高まっています。
お揃いじゃないとしても、お互いの好みや価値観を大切にすることで、指輪にもおふたりの個性が表れてくるかと思います。
デザインや素材、フォルムに違いがあっても、「おふたりらしさ」が感じられる組み合わせであれば、とても素敵な結婚指輪になるかと思います。

永く愛せるデザインを選ぶことができる
一生身につけるものだからこそ、自分にしっくりくるデザインを選びたいという思いは多くの方に共通しているのではないでしょうか。
お揃いにこだわらず、それぞれのお好みにあった指輪を選ぶことで、飽きが来ず、長い年月をともに歩んでいける結婚指輪になるかと思います。
また、ずっと好きでいられる自分にぴったりの指輪を選べるのは、「お揃いじゃない」からこそできることだと思います。
そんな自由な選び方ができるのも、お揃いじゃない結婚指輪の大きな魅力のひとつです。

「さりげないお揃い」でつながる楽しさ
すべてをお揃いにするのではなく、おふたりのお好みに合わせて「さりげないお揃い」を選ぶ、という考え方も素敵です。
たとえば、デザインが異なっていても、素材やテクスチャーを揃えることで、自然な一体感が生まれます。
また、指輪の内側に同じ刻印を入れて、おふたりだけにわかる特別なつながりを持たせることもできます。お互いの個性を大切にしながら、「さりげないお揃い感」を楽しむことができます。

お互い大切に想っているパートナーであっても、服の好みやテイストが必ずしも一緒とは限りません。また、肌の色味や指の形状(太さや長さ)ももちろん違うため、お揃いのデザインと色を選んだ場合、似合う似合わないがでてきたりします。
一方、お揃いじゃないデザインの結婚指輪の場合、それぞれの好きなデザインの指輪や、似合う色味・幅の指輪を身に着けることができるため、普段の装いでも違和感なく、また、指馴染みも良い結婚指輪になります。

アクセサリーやジュエリーが好きなカップルの場合は、それぞれが持っている指輪との重ね付けも加味して選ぶこともできる為、日々の生活のおしゃれをより一層楽しめると思います。
3.オーダーメイドという選択肢
ここまで「お揃いじゃない結婚指輪」が増えてきている理由と、「お揃いじゃない結婚指輪」の魅力についてお話させていただきました。
また近年では、「自分たちらしさ」や「それぞれの個性を大切にしたい」と想う方が多くなっていることから、おふたりでデザインを考えられるオーダーメイドの結婚指輪の人気が高まっています。
ここでは、オーダーメイドの魅力と私たち鶴でどのようなアレンジができるのかにも触れながらご紹介していきます。

フォルム
オーダーメイドの魅力はリングのフォルムを自由に選べることです。シンプルなストレートのフォルムや、柔らかい印象のウェーブのフォルム、個性が際立つV字のフォルムなど、指の形やお手元の印象に合わせてフォルムを選ぶことができます。

また、鶴では100種類以上のサンプルリングをご試着いただけます。加えて幅の変更も可能なため、おふたりのライフスタイルに合わせたデザインを細かく調整いただくことが可能となっています。
素材
フォルムと並んで、オーダーメイドでこだわれる大切なポイントが「素材」です。結婚指輪といえばプラチナを思い浮かべる方が多いかと思いますが、最近だとゴールドなど様々な素材の選択肢が広がってきています。
色味によって、指輪全体の印象は大きく変化するので、肌の色やおふたりの雰囲気に合わせて自由に選べるのがオーダーメイドならではの魅力です。

鶴では、プラチナ、ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールドの4種類からお選びいただくことが可能です。
素材の違いによる印象や経年変化についても丁寧にご案内し、おふたりにとってぴったりな結婚指輪をご提案させていただきます。
テクスチャー
オーダーメイドの魅力のひとつに、指輪の表面に施すことができる「テクスチャー」を自由に選べる点があります。
光沢のある「鏡面仕上げ」、落ち着いた印象の「マット加工」など、テクスチャーによって同じ素材でも全く異なる雰囲気を楽しむことができます。

鶴のテクスチャーは、全て職人が手作業で施しているため、同じものが2つとない世界でたった1つの指輪を作ることができます。

■鶴こだわりのテクスチャ
加えて、約40種類のテクスチャーを豊富にご用意しております。この豊富さには、お客様1人ひとりの好みにあわせて幅広い選択肢をご用意したいというブランドの想いが込められています。
刻印
オーダーメイドの結婚指輪では、リングの内側や外側に刻印を入れることができます。イニシャルや記念日、メッセージなどを刻むことが可能です。
鶴では、フォントや誕生石もお選びいただけるほか、職人が一つ一つ手作業で打ち入れる手打ち刻印もご選択いただけます。

加えて、手書きの文字やイラストをそのまま刻むこともできます。小さなこだわりも大切にしながら、おふたりらしさをぎゅっと詰め込んだ、かけがえのない一本をおつくりいたします。

■アレンジ豊富な刻印
お揃いじゃない結婚指輪を探している方は、是非オーダーメイドでつくることをおすすめします。既製品でももちろんそれぞれの好きな結婚指輪を探すこともできますが、デザインが良いと思っても、自分の好きな色じゃなかったり、幅やフォルムが指の形状にマッチしないことがあります。
一方オーダーメイドの場合、好きなデザインを選ぶことができるのはもちろんのこと、肌の色に合った色味(地金)を選んだり、指の形状(長さ・太さ・節など)に合わせてフォルムや幅を選べたりします。

また、お揃いじゃない結婚指輪を希望されていても何かしらお揃いポイントが欲しい場合、おふたりで「どこをお揃いポイントにするか」を考えることもできます。
フォルム・色・加工(テクスチャ)・誕生石・刻印など、オーダーメイドでは様々なな要素を組み合わせることができるので、それぞれの好みのデザインを考えながら、お揃いポイントをどこにするかおふたりで話し合って決めていくのも、オーダーメイドでつくる結婚指輪の魅力です。
4.お揃いじゃない結婚指輪のデザイン紹介
ここからは、実際に私たちがお手伝いさせていただいた結婚指輪の実績の中から、お揃いじゃない結婚指輪のデザイン実績をご紹介いたします。
結婚指輪のデザインに悩んでいる方はぜひご参考くださいね。
素材違い

■デザイン詳細
「半剣腕」と呼ばれるフォルムで、斜めに切り返したラインが特徴的なデザインです。ヤスリでランダムに削りを入れたマット加工の「サテン荒」と、艶々の「鏡面仕上げ」が施されています。
「サテン荒」できらきらとしたラメ感の感じられるおしゃれな印象を与えつつ、艶々の「鏡面仕上げ」により結婚指輪らしさも感じられる魅力的な指輪になっています。
男性はプラチナ、女性はイエローゴールドと、異なる素材を使用しながらも、フォルムとテクスチャーを揃えることで統一感のある結婚指輪に仕上がりました。
テクスチャ違い

■デザイン詳細
メビウスの輪をイメージしたS字のフォルムが特徴的な結婚指輪です。花火のデザインはそれぞれ半分ずつ彫り入れており、2つのリングを合わせると1輪の花火がパッと咲くようなデザインになっています。
リングの表面は、男性は全面に「ヘアライン」というマット加工、女性は全面に艶々に磨き上げた「鏡面仕上げ」が施されています。
素材とテクスチャ違い

■デザイン詳細
流れるようなフォルムが手元を美しく見せてくれるS字の結婚指輪ですS字のフォルムをお揃いポイントにしながら、それぞれの好きな素材とテクスチャでおつくりしたしました。
男性の指輪はすっきりとした色味のプラチナをベースに、細長い線でマットな質感を生みだすヘアライン加工を施しました。
女性の指輪は地肌によく馴染むピンクゴールドをベースに、細かな線が格子状に細かく入ったサテン細のマット加工でそれぞれ制作いたしました。フォルムをお揃いにしながらも、さりげなくお互いの「好き」を取り入れた結婚指輪です。
フォルム違い

■デザイン詳細
星の彫りマークをお揃いポイントにし、色味も合わせながらお互いの好きなフォルムでおつくりした結婚指輪です。
男性はゆらゆらと優しくウェーブした雲のようなフォルム、女性は着物の帯をイメージしたV字フォルムでそれぞれおつくりしています。お揃いポイントをしっかりもちながら、お互いの個性をしっかり取り入れた結婚指輪です。

■デザイン詳細
フォルムの違いにこだわりながら、細身でありつつ個性を感じさせるデザインです。男性はストレートのフォルム、女性はV字のフォルムをベースとしています。
素材はイエローゴールドで統一。テクスチャーとして鏡面仕上げとミルグレインの装飾を施し、アンティークな表情が特徴的です。
“千の粒”を意味するミルグレインは、職人が一つ一つ手作業で打ち込む装飾で、永遠の幸せを願う伝統的なテクスチャーです。
デザイン違い

■デザイン詳細
それぞれの好みをふんだんに取り入れたデザイン違いの結婚指輪です。男性は、優しくカーブしたU字フォルムの結婚指輪をプラチナとピンクゴールドの2色でおつくりしたコンビリング。
鏡面(光沢)仕上げにし地金が持つ本来の輝きをしっかりだしました。女性はホワイトゴールドをベースに光沢の鎚目を打ち付けたデザインにしました。シンプルながらもクラフト感あるおしゃれな結婚指輪になりました。
それぞれの好きをとりいれながら全く異なるデザインですが、刻印にオリジナルマークとお二人の名前を漢字で刻みお揃いポイントにしました。

鶴のオーダーメイドでは、刻印のアレンジもおふたりの好みに合わせてオリジナルで入れる事ができます。

■デザイン詳細
おふたりの個性を大切にし、全く異なるデザインでお仕立てた結婚指輪になります。男性は、ストレートのフォルムで、細かく深い凹凸が魅力の「タガネ鎚目」という加工が施されています。
女性は、「永遠」を意味するメビウスの輪をイメージしたS字のフォルムで、表面に3石のダイヤモンドを留めています。また素材は、イエローゴールドとピンクゴールドでお仕立てし、おふたりのお好みがしっかりと表れている結婚指輪になります。
5.まとめ
今回は、お揃いじゃない結婚指輪の魅力をご紹介し、オーダーメイドの魅力についてもお話させていただきました。
鶴では、「おふたりらしい」「おふたりだけの」結婚指輪がおつくりできるよう、バリエーション豊富なアレンジをご用意しています。そして、いつまでも末永くご愛用いただけるよう、品質と完成度にこだわり、日本製で職人が1つひとつ大切におつくりしています。

また、サンプルリングの中に無い結婚指輪も具体的なイメージをお持ちでしたら、ゼロから一緒につくりあげるフルオーダーでおつくりすることも可能です。
ご相談やお見積もりは無料となっていますので、お気軽にアトリエへ遊びに来てくださいね。大切な結婚指輪選びのお手伝いができることを楽しみに、アトリエでお待ちしております。