Case Study #570
『藤の花の彫りを取り入れたV字の結婚指輪』
【アレンジ詳細】
結婚指輪:18MA-023(アレンジ一覧)
素材:プラチナ(Pt900)
フォルム:V字・ウェーブ(カーブ)
テクスチャ:鏡面仕上げ・彫り
リング幅:左 2.7〜4.3mm/右 2.5〜4.0mm
刻印:手打ち刻印
インスタグラムの広告で
鶴を見かけたことをきっかけに
ご来店くださったお二人。
“シンプルだけど人と被らないような指輪がいい”
”好みに合わせてアレンジを加えてみたい”
という希望を基に、
デザインについて
たくさん検討してくださいました。
面を境にして異なるテクスチャーを
取り入れられるリングを中心にご試着くださり、
一番しっくりきたフォルムが
”18MA-023”でしたね。
“18MA-023”は
着物の襟元を連想させるデザインのため、
和の雰囲気を感じられるフォルムです。
フォルム下側の輪郭にはしっかりと
V字のカーブがありますが
上側の輪郭は比較的真っ直ぐ伸びているので
カーブ感がきつくなく
重厚感のある形状となっています。
お二人とも幅感や着け心地、
フォルムの見た目を
気に入ってくださいました。
表面の加工は、
左側に艶々の鏡面仕上げを、
右側には藤の花の彫りの加工を
施しました。
藤の花の彫り模様は、
機械で彫り入れるのではなく
職人が花びら一枚一枚を
丁寧に彫り入れています。
彫り入れた部分のキラキラとした繊細な輝き方を
とても気に入ってくださっていましたね。
地金のお色味は
お二人ともプラチナで
お仕立ていたしました。
肌の色から1番離れている色にすることで
指輪の存在感を感じられつつ、
洗練されたよりシャープな印象に。
指輪の内側には
手打ちの刻印で
入籍日とお互いの名前を打刻。
内側は、
普段身につけると
見えない部分ではありますが、
お二人だけが知っている、
特別な場所でもあります。
手打ち刻印は
職人が丁寧に一つ一つ文字を
打ち込んでいくからこそ、
文字に自然な揺らぎが生まれます。
機械には真似することのできない、
手仕事ならではの温かみを感じることができますね。
完成したリングをご覧いただくと、
「キラキラだ!」と
お二人とも目を輝かせて喜んでくださり、
とてもあたたかい気持ちになりました。
一生に一度の大切な結婚指輪選びの
お手伝いができたことを大変光栄に思います。
ご納品からしばらく経ちますが、
指輪はお手元に馴染んできたでしょうか?
これから先の幸せな結婚生活に、
お二人を繋ぐお守りのような存在として
鶴の指輪が寄り添えることを
とても嬉しく思います。
末永くお幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:矢沢
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