Case Study #410
『繊細なミルグレインと鎚目が特徴的な結婚指輪』
結婚指輪:19MA-028 (デザイン一覧)
素材:ホワイトゴールド(K18WG)
フォルム:ストレート・平打ち
テクスチャ:ミルグレイン・鎚目小粗面
リング幅:左2.5mm / 右2.0mm
刻印:手打ち刻印
宝石:ダイヤモンド・ガーネット
お二人が選ばれたのは、
リングのトップをキュッとくびれさせた
リボンのようなフォルムが特徴的な結婚指輪。
ベースとなる形を“平打ち“のフォルムにアレンジし、
地金の色味はお二人ともホワイトゴールドで
お仕立ていたしました。
プラチナの輝きに、
ほんのりとブラウンがかったようなお色味は、
肌馴染みもよく、人とは被らない
特別な仕上がりになりましたね!
初めはシンプルなストレートのリングを
ご覧になられていた男性でしたが、
お揃い感も大切にされていたので、
女性がお気に入りだったリボンのフォルムを
ご試着されました。
あまりにもお似合いになられていたので、
女性様と私も思わず“わー!”と大絶賛した事を
今でも覚えています!
そして、お二人ともリングのベースは
お揃いのリボンのフォルムでお仕立てすることに
なりましたね。
表面の加工には、
“このマット感がいい!”
と鎚目小粗面を選ばれました。
“鎚目小粗面”とは、あえて表面を荒らした金槌で
リングに凹凸を打ち付ける加工のこと。
一発本番なので、同じ凹凸は二つとしてなく、
まさに、オーダメイドならではの加工になりましたね。
また、ミルグレインの装飾を片側のみにデザインし、
シックで落ち着きのある印象で、
どんなシーンでも身につけやすいデザインに
仕上げました!
繊細な“ミルグレイン“の装飾を
気に入ってくださった女性。
“ミルグレイン”とは、
一本のラインのように連続して
小さな球を打ち入れていく
伝統的な技法のことで、
幅2.0mmという細身のフォルムに合わせて
施す装飾はまさに職人技です。
リングトップにはダイヤモンドを2ピース、
リボンの形に合わせてお留めいたしました。
さりげなくきらりと輝くダイヤモンドと、
ミルグレインの装飾、
そしてリングに凹凸を付ける鎚目の加工。
繊細な魅力と手仕事の温かみを感じることのできる
仕上がりになりましたね!
リングの内側には、
“お二人の記念日”と“イニシャル”を
手打ち刻印でお入れし、
お二人のお名前を繋ぐようにして
“ガーネット“の宝石をお留めしました。
職人が一文字ずつ手作業で打刻する“手打ち刻印”は、
文字に自然な揺らぎがでるので、
手作りならではの味わいを楽しむことができます!
また、リングの側面は、
あえて艶のある“鏡面仕上げ“にすることで、
マットの表面とのメリハリが効いた印象に。
それぞれのお好みを取り入れながらも、
お揃い感を大切にした、
そんな“お二人だけの結婚指輪”が完成しましたね!
完成したリングをご覧いただいた際に、
“おー!綺麗だね!”と声を揃えて
喜んでいただけたのが嬉しく、
今でもよく覚えています。
とても仲良しで、いつも優しい素敵なお二人。
そんなお二人の結婚指輪選びのお手伝いができたことを
大変光栄に思います!
またメンテナンス等で
お二人にお会いできることを
心より楽しみにしております。
末永くお幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:飯島
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