Case Study #349
『2色のリングが重なり合う、ギメルの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-025(アレンジ)
素材:プラチナ(Pt900)・ピンクゴールド(K18PG)・イエローゴールド(K18YG)
フォルム:ギメルリング・ストレート・平甲丸
テクスチャ:鏡面仕上げ・梨地粗
リング幅:3.5mm
刻印:手打ち刻印
ホームページやSNSで気になっているリングがあったというおふたりが
はじめにお手に取って下さったのは
2本のリングが中心で重なり合う「ギメルリング」でした。
実際に試着していただくと
「ぱっと見た印象は、目を引くデザインだけどつけてみると手に馴染むね」と
おふたりともギメルリングを気に入ってくださってましたね。
地金を2色使用しているリングを気に入って下さり
他にも、U字コンビや鎚目コンビなど
様々なリングを試着していく中でも
初めにお手にとって下さったギメルリングに
辿り着きましたね。
男性のリングは、プラチナとピンクゴールドの
地金でおつくりしました。
鶴のピンクゴールドは
赤みを抑えておつくりしているため
かわいくなりすぎず、
男性もつけやすいお色になっています。
表面はどちらも艶々に磨き上げる
「鏡面仕上げ」でお仕立て。
艶のお仕立てにすることで結婚指輪らしさや
手にはめたときに指輪の存在感を感じられます。
女性のリングは、
プラチナとイエローゴールドの
地金でおつくりしました。
プラチナは男性と同じ、
艶々に磨き上げる鏡面仕上げでお仕立て。
女性は別のマットと鏡面の
両方のテクスチャーをお入れしたい
とのことで、たくさんのリングと組み合わせて
お好みのテクスチャーを探しましたね。
悩みながらもイエローゴールドは、
マットの中でも落ち着きのある
梨地粗のテクスチャーを選ばれました。
梨地は小さなガーネットの粒を
水と一緒に流し当てることで
表情をおつくりしています。
まるで梨の皮のような質感で
マットの中でも深く、
落ち着きがあることが特徴です。
お揃い感を大切にしながらも
マットと光沢のコントラストが美しい
リングになりましたね。
おふたりとも幅は3.5mmでお仕立てしました。
角を落としながらも、
丸みを残したフォルム「平甲丸」を
気に入ってくださり、
少し丸みのあるギメルリングに。
平甲丸にすることで
平打ちで作られたギメルリングより
柔らかい印象になります。
つけ心地や、馴染みやすさを大切にしたのも
おふたりがこだわられたポイントです。
刻印は「手打ち刻印」を選ばれました。
手打ち刻印は職人が1文字1文字お入れするもので
手作り感や温もりが感じられます。
「2人が1つの夫婦になる」という
特別な意味合いを持つギメルリング。
まさに仲良しなおふたりにぴったりです。
おふたりの大切な結婚指輪を任せていただき
本当にありがとうございました。
またいつでもアトリエに遊びにいらしてくださいね。
末永くお幸せに。
鶴 横浜元町アトリエ
プランナー:岡咲
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