Case Study #289
『夫婦をモチーフにした結婚指輪』
結婚指輪:18MA-025
素材::プラチナ(Pt900)・ピンクゴールド(K18PG)
フォルム:ギメルリング・平甲丸・ストレート
テクスチャ:鏡面仕上げ・サテン荒縦
リング幅:左:4.0mm / 右:3.5mm
刻印:手打ち刻印
“気になっているリングがあって、、”
と初めからお好みのリングを教えてくださったお二人。
たくさんのコレクションリングを
ご覧いただきながら、
“これじゃない?”と女性が指差したのは、
”ギメルリング”でしたね!
同じ形をした二本のリングが綺麗に重なり合い、
一つの結婚指輪の形になる不思議なデザインを
しています。
“決して離れることのない二人”という
特別な意味合いも込められていて、
まさに仲良しなお二人にぴったりでしたね!
男性のリングは、
4.0mm幅でお仕立ていたしました。
男性は、青白く輝くプラチナの色を、
女性は、柔らかい印象になる
ピンクゴールドを選ばれ、
お二人それぞれのお好みの色味を
二色取り入れたお揃いのデザインに。
女性がトップにお留めする
ダイヤモンドの個数で迷っていると、
“これが似合うと思うよ!”と
コレクションのリングを手に持ち、
ダイヤモンドが6ピース留められたデザインを
ご提案されていましたね!
とても素敵なデザインでしたので、
女性も嬉しそうにされながら
”このデザインにしようかな!”と
おっしゃられていたことを覚えています。
男性は”女性を引き立てるように”と
リングトップにダイヤモンドを
3pcお留めしたデザインに。
お互いを想う気持ちと、
仲良しなお二人の姿がとても微笑ましく、
温かい気持ちになりました!
女性のリングは、
3.5mm幅でお仕立ていたしました。
プラチナ側を光沢のある鏡面仕上げにすることで、
地金本来の輝きが楽しめる仕上がりに、
“ピンクゴールドをマットにすると、
色味がわかりやすくて綺麗”と
女性のこだわりで、
お揃いのマット加工”サテン荒縦”を施しました。
肌馴染みのいいピンクゴールドに
マット加工を施すことで
柔らかい印象になりつつも、
鏡面仕上げを施したプラチナが、
リングトップを流れる美しいギメル独特のラインを
上品に際立たせてくれる仕上がりに。
男性が、女性を想い選ばれた
ダイヤモンド6ピースのデザインは、
お手元をさりげなく華やかに魅せてくれます。
女性を想う気持ちが指に優しく寄り添い、
お二人だけの素敵なデザインになりましたね!
リングの内側には、
手仕事の温かみを感じることのできる
”手打ち刻印”で、
お二人が夫婦となったお日にちと、
お名前を刻印させていただきました!
手打ち刻印とは、
一文字ずつ丁寧に職人が文字を打ち入れていく技法。
熟練の職人技が光る、オーダーメイドならではの
アレンジとなりましたね!
永く身に付ける結婚指輪だからこそ、
お二人はリングの着け心地にもこだわられましたね!
ギメルリングのベースを、
コレクションの平打ちベースから、
“平甲丸ベース”にアレンジすることで、
指あたりがよく、手元に馴染む仕上がりに。
“平甲丸”とは、
フラットなフォルムの平打ちと、
ふっくらと丸みのある甲丸のどちらの良さも
併せ持つ加工のこと。
ソフトな印象で指馴染みをよくしながらも、
すっきりとしたシルエットになる為、
ボリュームのあるギメルリングでも、
ほんのりと曲面を作ることで、
日常に自然と溶け込む仕上がりとなりましたね!
待ちに待ったご納品日当日。
女性はご出産を終えたばかりでしたので、
男性お一人でのご来店でしたね!
完成したリングをご覧いただくと、
“綺麗に作ってくださり、
本当にありがとうございます!”と
嬉しいお言葉をいただきました。
ご出産されたばかりの
赤ちゃんのお写真を見せていただいた際に、
コロナの関係でなかなか面会が出来ず、
奥様と赤ちゃんを恋しがられている男性の姿が
とても印象的でした!
後日、3人でアトリエに
遊びにきてくださいましたね!
お二人とまた楽しくお話しができたこと、
そして、可愛い赤ちゃんも抱っこさせていただけて
本当に嬉しかったです!
今後も完成した素敵な結婚指輪と共に、
いくつもの記念日を迎えていってくださいね。
大切な結婚指輪を鶴にお任せいただき
本当にありがとうございました!
末永くお幸せに!
代官山アトリエ
プランナー:飯島
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