Case Study #440
『質感違いのテクスチャーを取り入れたギメルの結婚指輪 』
結婚指輪:18MA-025(アレンジ一覧)
素材:コンビリング
フォルム:ギメルリング・ストレート
テクスチャ:サテン荒・梨地細
リング幅:3.0mm
刻印:レーザー刻印No.8
宝石:ペリドット・ガーネット
「ギメルリングとサテン荒のリングが
気になっています」と
アトリエにお越しになったおふたり。
ギメルリングは2本のリングが
中心で絡み合うようなデザインで、
「決して離れない」という願いを込めて
おつくりしています。
お色味はもちろん、テクスチャーも
組み合わせることができるため
アレンジの幅が多い点もギメルリングの
魅力です。
ギメルリングかサテン荒のリングにするか
迷われていましたが、
どちらも気に入ってくださっていたので
、両方を取り入れることに。
片側のリングをどのテクスチャーにするのか、
サンプルリングを組み合わせながら、
お気に入りのデザインを一緒に探していった
おふたり。
フォルムをお揃いのギメルリングにし、
「サテン荒」と「梨地細」のテクスチャーを
施して制作することに。
サテン荒はヤスリでしっかりと線を入れており、
見る角度によってランダムにキラキラと輝きます!
マット加工の中でも煌きのある質感で、
お手元を艶っぽく魅せてくれるテクスチャーです。
もう片方のリングには、
「サテン荒が存在感のあるテクスチャーだから、
落ち着きのあるテクスチャーがいいかも!」と、
マットの中でも落ち着きのある「梨地細」を
お選びいただきました。
梨地は水と一緒に
ガーネットの粒を流し当てることで
表情をおつくりしています。
粒の粗いものを流し当てると
まるで雪の結晶のような繊細で細やかな輝きを
楽しむことができるテクスチャーです。
質感が違うもの同士を組み合わせることで、
コントラストが美しいデザインになりましたね!
側面はどちらも表面加工に合わせ、
全てマットのデザインに。
全面マットにすることで、
肌にスッと馴染んでくれます。
地金はピンクゴールドと
プラチナの組み合わせで制作。
はじめからピンクゴールドが
気になられていたおふたり。
暖かみのあるゴールド系の
お色を取り入れることで、
やさしい柔らかな印象のリングになります。
お色もテクスチャーも全て同じにする!
とおっしゃられていて
とても微笑ましかったです。
角がない少し丸みのあるフォルムが
お好みとのことで、
リングの角を少し落とした「平甲丸」を
ベースにしたお仕立て。
内側にはレーザー刻印で
おふたりのお名前とお誕生石、
クローバーのイラストをお入れしました。
クローバーはギメルリングが重なると
四つ葉があらわれる合わせ絵のデザイン。
クローバーの入れる角度もおふたりで決め、
特別感溢れる刻印になりましたね。
お打ち合わせの際にも
おふたりで一生懸命考えていたお姿が
印象に残っております。
こだわりがぎゅっと詰まったギメルリングと共に
素敵な家庭を築かれてくださいね!
またメンテナンス等でお会いできることを
楽しみにしております。
末永くお幸せに!
鶴 横浜元町アトリエ
プランナー:岡咲
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