Case Study #575
『2つのテクスチャーが楽しめる結婚指輪』
結婚指輪:18MA-012(アレンジ一覧)
素材:ホワイトゴールド(K18WG)・プラチナ(Pt900)
フォルム:ストレート
テクスチャ:鎚目小光沢・彫り
リング幅:左 3.5mm/右 3.0mm
刻印:手打ち刻印
1つのリングで2つのテクスチャーが楽しめる
”半剣腕”のデザインを気に入ってくださったお二人。
たくさん試着しながら、
お好みのテクスチャーの組み合わせを探していきましたね。
まずお二人が目に留まったのは、”鎚目”という
金槌で叩いて凹凸をつける加工。
鏡面仕上げにすることで、鎚目の模様がキラキラと輝き
存在感を出しています。
もう片面の加工は、鎚目に合わせてキラキラ感のあるものにするか
ツヤを抑えたものでコントラストをつけるか、
色々な組み合わせを検討してくださいました。
その中で、男性が手に取ったのが”布目タガネ”の加工。
タガネで格子状に細かく模様を施していて、
落ち着いた印象のあるマット加工です。
鎚目と組み合わせてみると、お二人とも「これだね!」と
お好みのデザインを見つけた様子でした。
鎚目のキラキラ感と布目タガネの控えめな加工が
輝きの違いを綺麗に見せていて、
他にはない、お二人だけの素敵なデザインになりました。
幅は、男性は少し太めの3.5mmでお仕立て。
存在感のあるリングになりました。
女性は3.0mmで、幅太ではありませんが
しっかりと加工が見える幅を選ばれました。
素材は、男性がホワイトゴールド、
女性がプラチナでお仕立てしました。
男性はゴールドの色味がお肌に馴染んでいたこともあり、
ほんのりゴールド感がありながらも落ち着いた印象を出すことができる
ホワイトゴールドに魅力を感じてくださいましたね。
女性はフォーマル感や結婚指輪らしさのあるプラチナを選び、
お二人でさりげなく素材に違いを出しました。
お二人とも終始楽しそうに
デザインを考えていた姿が印象的で、
お好みの加工を見つけた時には
一緒になって嬉しくなったのを覚えています。
お二人の想いが込められた
大切な結婚指輪を制作することができ、
心より嬉しく思います。
今後も唯一無二のリングと共に、
お二人が末永く幸せでありますよう
心より願っております!
これから年月が経過し、
お選びいただいた加工が少しずつ表情を変えていくのも
とても楽しみですね。
メンテナンス等で改めてお二人にお会いできますことを
楽しみにお待ちしております!
鶴 銀座アトリエ
プランナー:砂川
1919