Case Study #783
『こだわりのマット加工を施したV字の結婚指輪』

結婚指輪:MA-023(アレンジ一覧)
素材:プラチナ
フォルム:ウェーブ・V字
テクスチャ:鏡面仕上げ・サテン荒・鎚目粗面
リング幅:左 2.7~4.3mm / 右 2.5~4.0mm
刻印:手打ち刻印
鶴のデザインを気に入ってくださり
ご来店されたお二人。
お打ち合わせを重ねる中でお二人が選ばれたのは、
着物の襟をイメージしたMA-023のV字の結婚指輪でした。
V字の指輪は、中心が下がるようなデザインの為、
着けている指が長くスラッと見えるのが特徴です。
お二人も指の見え方や、つけ心地の良さから
V字をお選びになりました。

男性のリングは、鏡面仕上げと、
“サテン荒”と呼ばれるマット加工で
お仕立てをしました。
鏡面仕上げは、
一見簡単そうな加工にも思えますが、
お顔が映るくらい艶々に磨き上げる
この加工はまさに職人技で、
難しい加工の1つでもあります。
また、マット加工のサテン荒は、
表面にヤスリをかけることで生まれるマット加工で、
1本1本の線にランダム感があるからこそ、
光が当たった際に、キラキラと輝いてくれる
他にはないマット加工です。
鏡面仕上げの艶感と、
サテン荒のキラキラ感の相性がとても良い
素敵なリングに仕上がりましたね。

女性のリングは、
男性とお揃いのサテン荒を施し、
反対側には“鎚目小粗面”という加工を施しました。
鎚目とは、金槌を用いて
リングの表面を細かく叩き凹凸をつける加工で、
手作りならではの温かみを感じられます。
また、金槌の表面を粗くしている
“粗面”でお仕立てしたことで、
マットのような質感になり
よりクラフト感のある仕上がりになりました。
サテン荒と鎚目小粗面は、
これまでMA-023では
組み合わせたことのない加工だった為、
試作リングを経て、
リングをお作りいたしました。
他にはない加工の組み合わせと、
お揃い感もしっかりと感じられる
リングに仕上がりましたね!
お色味は、お二人ともプラチナでお仕立て。
プラチナは、肌の色味から遠い
青白い色味の為、存在感が出るのが特徴です。
お二人は、結婚指輪らしさと肌との相性も考え
プラチナのお色味をお選びくださいました。

内側には、お二人のイニシャルとご入籍日を
手打ち刻印にて施しております。
また、ご入籍月の誕生石をお留めしたことで、
お二人ならではの特別な結婚指輪になりましたね!

ご納品時には完成したリングをご覧になり、
お二人で「いいね!いいね!」とお話しをされており、
そのお姿がとても微笑ましかったことを覚えております。
改めて、お二人の大切な結婚指輪を鶴にてお任せいただき
誠にありがとうございました。
今後もメンテナンス等ございましたら、
お気軽にご相談くださいませ。
お二人のお手元にすっかり馴染んだ指輪を
拝見できる日をとても楽しみにしております!
末永くお幸せに!
鶴 銀座アトリエ
プランナー:山﨑(未)
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