Case Study #363
『色違いで制作した鎚目とミルグレインの結婚指輪』
フォトウェディングにあわせて
結婚指輪を作りたいと
アトリエを訪れてくださったお二人。
デザインについてのイメージをお伺いすると、
鎚目を2色で作っているようなデザインをご希望され
お写真を見せてくださいました。
鶴では、ホームページの”オーダーメイド実績”で
過去に制作されたお客様のリング写真を
担当したプランナーの紹介文とともに
掲載しております。
気になるデザインに関連性のあるリングを
タグ辿ってたくさんご覧いただけるように
なっていますので、
ぜひご覧になられてみてくださいね。
お二人が見せてくださったのは、
オーダーメイド実績に掲載していた
ホワイトゴールドの鎚目のデザインに
ピンクゴールドのミルグレインを
組み合わせた結婚指輪。
実際にご試着されてみても
イメージはぴったり!
やっぱりこれがいいねと、
お二人とも迷われることなく、
鎚目のデザインを選ばれました。
リングの中心部分には、
鎚目大粗面という鎚目を打ち込んでいます。
鎚目とは、
金槌で均等な力を込めて叩くことにより
1面1面ランダムに、力強く凹凸がつく
手作り感あふれるテクスチャーです。
少し遠目からみてもランダム感を感じやすい
鎚目大という大きめの鎚目を打ち込みました。
あえて表面を荒らした鎚目で叩くことにより
細やかな凹凸が転写されてマットになる
粗面をお揃いで選ばれたお二人。
リングのフォルムは
指あたりが良く付け心地もいい
甲丸という丸みで制作しました。
男性のリングは、
ピンクゴールドは入っていない方がお好みとのことで
落ち着いた色合いが魅力的な
ホワイトゴールド1色でお仕立て。
ミルグレインがリング全体の雰囲気と馴染み
シックな印象に。
ミルグレインというのは
淵に打ち込まれている
丸い粒の装飾です。
ミルタガネという
先端に小さな丸い凹みを作った工具で
1粒1粒職人が丁寧にリングを縁取ります。
手作りで1粒ずつ入れるからこそ
1つ1つ丸みがしっかりとしていて
とても美しいミルグレイン。
お二人でお揃いの0.6mmという大きさで打ち込み
お揃い感も大切にされました。
女性のリングは、
鎚目部分は男性とお揃いのホワイトゴールドで
お仕立て。
ミルグレインの部分は
穏やかな赤みを感じる
ピンクゴールドでお仕立てしました。
ミルグレインをピンクゴールドにすることで、
輪郭が肌と近しい色になるため
手に柔らかく馴染み
優しい印象に。
2色の地金で作ることができるコンビリングは、
4色の地金から
お好みの色味で組み合わせて
オリジナルのリングを制作することが出来ます。
フォルムもテクスチャーも
お揃いの結婚指輪を選ばれたお二人。
お二人それぞれ異なる色味を選ばれ
個性も大切にされたところも
お二人らしい結婚指輪の形となりましたね!
気持ちのいい速度で
息ぴったりでリングのデザインを選ばれた
仲良しなお二人。
これからお二人で
暖かく素敵なご家庭を
築かれていかれてくださいね。
末永く、お幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:北島
238