Case Study #285
『2色カラーにこだわりを詰めたお二人だけの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-025
素材::ホワイトゴールド(K18WG)・ピンクゴールド(K18PG)
フォルム:ギメルリング・平打ち・ストレート
テクスチャ:鏡面仕上げ・錆
リング幅:3.5mm
刻印:手打ち刻印
宝石:アクアマリン・タンザナイト
鶴のホームページで
ギメルリングを見つけてくださり、
実際にアトリエにお越しになったお二人。
たくさんのコレクションリングを
ご覧いただきながらも、
お二人の心は揺らぐことなく、
すでに決められていましたね!
ギメルリングをご覧になり、
“他にはない、
綺麗なデザインが気に入っています”と、
お二人におっしゃっていただいたことを
今でも覚えています!
ラテン語で”双子”を意味する”ギメル”のリングは、
2本のリングをぴったりと合わせることで、
1本のリングになるという不思議な構造をしています。
リング同士が離れることなく、
抱き合うようにして
一つの形になるギメルリングには、
”決して離れることのない二人”
そんな願いを込めてお作りしています。
男性のリングは、
コレクションのリング幅よりも少し細めに調整し、
3.5mmでお仕立ていたしました。
地金の色味は女性とお揃いの
ピンクゴールドとホワイトゴールドの組み合わせに。
表面の加工は、男性の意見で
光沢とマットの二つを取り入れることに
されましたね!
“片側をマットにしたほうが、
もう片方の色味も引き立たせられる”と
ピンクゴールドをマットにすることで
より肌馴染みの良い印象に、
ホワイトゴールドは鏡面仕上げで、
地金本来の輝きが楽しめる仕上がりに。
二つの異なる加工と色味が
自然と日常に溶け込むような、
柔らかい雰囲気のある結婚指輪となりましたね!
女性のリングは、
ギメルリングの特徴でもある、
トップの美しいひねりのラインが際立つ
3.5mmでお仕立ていたしました。
ピンクゴールドには、
男性とお揃いのマット加工”錆”を施しました。
錆の独特な表情をリングに
転写させたようなこの加工は、
金鎚の表面をあえて錆させ、
それを何度もリングに押し当てることで生まれます。
一つとして同じ表情にはならない錆加工は、
まさにオーダーメイドならでは。
肌なじみのいいピンクゴールドを
マット加工にすることでナチュラルな印象となり、
片方のホワイトゴールドの鏡面仕上げがより際立ち、
ボリュームのあるギメルリングでも、すっきりとした
上品な印象の結婚指輪になりましたね!
リングの内側には手打ち刻印で、
“SANTORINI”の文字をお入れさせていただきました!
手作業で一文字ずつ打刻していく手打ち刻印は、
均一ではない自然な文字の揺らぎが
手仕事の温かみを感じさせてくれますね。
永く身につけること、
そして日常使いをすることを考え、
脱着時の滑らかな指通りと、
指を優しく包み込むような
つけ心地にもこだわられたお二人。
指輪の着け心地を良くするために、
お二人の結婚指輪には”内甲丸”の加工を施しました!
通常、リングの内側はフラットに
磨きをかけるのですが、
内甲丸とは、リングの内側の角を落とし、
丸みをつけていきます。
まさに結婚指輪にぴったりな技法ですね!
錆の長く使い込んだ様な独特な凹凸感、
そして、トップに向けて流れるラインを
美しく際立たせてくれる鏡面仕上げ。
質感違いでお仕立てすることで、
ギメルリングの特徴的なデザインの
印象をしっかりと残した
味わいある結婚指輪に仕上がりになりましたね!
待ちに待ったご納品日当日。
“わー!”とキラキラした笑顔で
完成したリングを喜んでくださったことを
覚えています。
お二人らしいおしゃれなアレンジを
取り入れながらも、
つけ心地にもこだわられた、
特別な結婚指輪となりましたね!
お二人の素敵な結婚生活に
鶴の指輪を通じて寄り添えることを
大変嬉しく思います!
これからもたくさんの楽しい思い出を
重ねていってくださいね。
末永くお幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:飯島
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