Case Study #700
『色鮮やかなサファイアが美しい婚約指輪』

ご婚約指輪のデザインのご相談のため、
お二人でアトリエにお越しになりました。
“お出かけの時にしか身につけられないから、
特別感のあるデザインがいいね”と選ばれたのは
EN-021のデザインでした。
コレクションの脇石は
澄んだ水色の「アクアマリン」をお留めしてますが、
女性は深みのある「サファイア」にアレンジしました。
サファイアには「誠実」という
意味合いが込められているため、
まさに大切なご婚約の誓いにふさわしい色石です。

フォルムはアルファベットの「S」を連想させる
S字のカーブでお仕立て。
小指から中指にかけて右上がりに湾曲するフォルムは
左手薬指の水かきにフィットしやすく
お手元に優しく馴染みます。
また、中心にかけて幅が細くなるよう
おつくりしているため、
ダイヤモンドをより大きく華やかに魅せてくれます。

リング表面は艶々に磨き上げる
「鏡面仕上げ」でお仕立て。
一見、難易度は高くないように感じられますが、
いくつものヤスリを使い分け
お顔が映るまで均一になるよう
磨き上げておつくりするため、
実は職人の技術の見せ所です。
鏡面仕上げはリングの仕上げ方法の1つで、
ご希望に応じて艶消しのデザインに
ご変更も可能です。
表面をしっかり磨き上げることで
光が当たると反射しお手元がきらりと輝きます。

色味はプラチナをお選びいただきました。
変色、変質がしにくいプラチナの素材は
日常的にも使いやすいため、永くご愛用
いただけます。
また、プラチナが持つ洗練された上品な色味は
宝石が持つ美しさを引き出すため、
ダイヤモンドとの相性もとても良いです。
リング完成後
お二人でリングのお受け取りのため、
アトリエにお越しいただきました。
完成したリングを身につけ
お二人が嬉しそうにお手元を眺めていたお姿を
とても印象深く覚えております。
この度は大切なご婚約指輪の制作をお任せいただき、
誠にありがとうございました。
お二人の末永いお幸せを
心よりお祈りしております。
鶴 横浜元町アトリエ
プランナー:岡咲
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