Case Study #757
『エレガントなV字の婚約指輪』

プロポーズを控えた男性がご相談のため
アトリエに1人でお越しになりました。
男性が選ばれたプロポーズは
ダイヤモンドを用いた
「ダイヤモンドプロポーズ」という方法です。
数あるルース(裸石)の中からグレードを見比べ、
お選びいただいたダイヤモンドを専用のケースにお入れし
お相手の方にプロポーズをしていただきます。
プロポーズで贈っていただいたダイヤモンドを使用し、
ネックレスやリングなど好きなデザインに
加工をすることができるため、
お好みに合わせてお仕立てできる点が魅力です。
後日男性から
「自分の気持ちと決意を伝えることができました。
本当にありがとうございます。」
とご連絡をいただいたときは
私も心から嬉しかったことを覚えております。
女性は結婚指輪との重ね付けをご検討されていたため、
シンプルなデザインを中心に試着を重ねました。

お二人が選ばれたのはEN-016のデザイン。
4本の爪でダイヤモンドをお留めしており、
シンプルですっきりとしたフォルムが特徴です。
シンプルながらもフォルムに
緩やかなV字のカーブがかかることで
エレガントな印象に魅せてくれます。
リングの幅に強弱をつけてお仕立てしており、
中央に向かって幅が徐々に細くなるため、
男性が贈られたダイヤモンドがより際立つ仕様に。

表面の加工は鏡面仕上げ。
一見シンプルな加工ですが鏡面に歪みがでないよう、
いくつものヤスリを使い分け、
職人が丁寧に磨いていきます。
しっかりと磨き上げた鏡面は光を反射することで
お手元をきらりと輝かせてくれます。
色味はプラチナでお仕立て。
青白く輝くプラチナは
ダイヤモンドが持つ本来の美しさを
最大限に引き出してくれます。
また、お肌からかけ離れたプラチナの色味は
身につけた際にしっかりと存在感を感じさせてくれます。

内側にはお二人の大切な記念日を打刻しました。
レーザーマーカーという機械を用いて打刻することで
整った印象に仕上がりに。
ご納品の際に「すごく綺麗!」と
とびきりの笑顔を拝見でき、胸が熱くなりました。
この度はお二人の大切なプロポーズから
リングの制作までお任せいただき
ありがとうございました。
またメンテナンス等でお二人にお会いできる日を
楽しみにしておりますね!
末永く、お幸せに。
鶴 横浜元町アトリエ
プランナー:岡咲
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