Case Study #325
『個性的なフォルムが特徴的な、印台の結婚指輪』
翌週にご入籍を控えたお二人が
アトリエに足を運んでくださいました!
もともとオーダーメイドで探していた
ということではなかったそうですが、
かっこいいデザインがあったのでと
鶴を気にってくださったそうです。
お二人が選ばれたリングは
19MA-029の印台の結婚指輪。
印台とは、リングトップに平たい面を成形した
独特のフォルムが特徴的な指輪のことをいいます。
デザイン性が高いため
カジュアルなイメージを持つ方も
いらっしゃるかもしれませんが、
その歴史はとても長く
発祥とされるのはなんと紀元前にも遡ります。
もともとはリングを用いて
印としてしていた事からはじまった印台のリング。
最近では、ファッションリングとしても
愛されている形の印台ですが、
お二人の愛を形として示すという意味でも
結婚指輪としてぴったりなデザインです!
お二人は、
お揃いのホワイトゴールドで制作することで、
個性的なフォルムと
シックなマット加工がクールな印象に。
男性のリングは
リングトップの平面部分に
錆加工を施して制作。
錆加工とは
表面を錆させておいた金槌を
何度も押し当てるようにして凹凸をつける
鶴ならではのマット加工です。
トップ以外の部分には
同じ金槌で何度も叩いて深い凹凸をつける
錆鎚目小を施して制作しました。
もともと男性用のコレクションリングは
リングの幅も幅太で、
エッジの効いたフォルムなのですが、
生活に馴染みの良いように
女性と同じ幅にアレンジし、
エッジを削って丸みを出して制作しました。
クラフト感のある
錆鎚目と錆加工を施すことで、
力強いワイルドな印象になりましたね!
女性のリングは
平面部分にヘアラインを施して制作。
目の細かいヤスリで
一方向に線を入れるヘアラインは
すっきりと洗練された印象に。
男性が平面部分に施していた
錆加工を
トップ以外の部分に施して制作しました。
凹凸を入れ込まないことによって
印台独自のフォルムが活きる
フォーマルな印象になりましたね!
リングのフォルムはお揃いにし、
表面をそれぞれのお好みで選ばれたデザイン。
個性的な印象の印台は
おしゃれなお二人にぴったりと
お似合いになっていました!
ご納品後には
“とっても可愛く2人とも気に入ってます♡” と
素敵なメッセージをいただき
本当に嬉しかったことを覚えています。
いつも仲良しでラブラブなお二人。
これから素敵なご家庭を
築いていかれてくださいね。
末永くお幸せに!
代官山アトリエ
プランナー:北島
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