Case Study #253
『お揃い感にこだわってお仕立てした、色違いの鎚目の結婚指輪』
結婚指輪:18MA-001(アレンジ)
素材:イエローゴールド(K18)・ピンクゴールド(K18PG)
フォルム:平打ち・ストレート
テクスチャ:鎚目大光沢・ミルグレイン
リング幅:左3.0mm/右2.5mm
刻印:手打ち刻印
緊張した面持ちで
アトリエを訪れてくださったお二人。
リングのデザインのイメージをお伺いすると
難しいお顔をされて悩まれていましたが、
男性は、平たいフラットなリングを、
女性は、形とかでデザイン性を出せたらいいなと思っていますとお話ししてくださいました。
ご来店前に、Webサイトやinstagramなど
たくさんの媒体を通して
指輪のデザインを見てくださっているお客様が
多くいらっしゃるかと思います。
実際に手にとってリングを見初めてみると、
“実際に身につけてみるとイメージと違った!”
“思っていたよりもこっちのデザインの方が可愛い!”という
お言葉をいただくことが多いため、
イメージが固まらなくて・・とお悩みのお客様も
ぜひお気軽に、一度アトリエにお越しくださいね!
そんなお二人が選ばれたのは、
18MA-001の結婚指輪。
18MA-001の中心に施された凹凸は
金槌で1面ずつ叩いて制作しています。
同じくらいの力で1面ずつランダムに
ただ、ランダムすぎないように・・・と
丁寧に力強く叩き込まれた凹凸は
1つと同じ形が生まれることがない
オーダーメイドならではの特別感のある
結婚指輪です。
鎚目の大きさもたくさんご用意していますが、
その中でも、
少し遠目から見ても凹凸をはっきりと感じられる
鎚目大をお揃いで施しました。
鎚目大を鏡面仕上げで制作すると
それぞれの面がしっかりと光を反射するため
薬指にしっかりとした存在を感じられる
表面加工です。
そして、鎚目が施された
リングの淵には、
ミルグレインという装飾を施しています。
ミルグレインは、
繊細に並べられた丸い粒の装飾が
いくつも連なることで出来る
歴史のあるテクスチャーです。
0.6mmという大きさの粒を
縁取りに施すことで
鎚目の大胆な印象を和らげ
繊細かつ清楚な雰囲気を与えてくれます。
地金は、
男性のリングはイエローゴールド、
女性のリングはピンクゴールドでお仕立て。
コンビリングという
2つの地金を使う方法とも迷われましたが、
お二人とも1色でお仕立てすることで
よりお揃いの印象が強くなりましたね。
1つの要素を考えるたびに
お好みを寄り添うようにして決められていたお二人。
お打ち合わせをしている時、
“お揃いにしたい”
というお気持ちを強く感じていたため、
デザインが決まった時、
お揃いになったと大きくうなづいている女性を見て
私もとても嬉しい気持ちでいっぱいになりました!
リングの内側には
職人が手でスタンプのように彫り入れいている
手打ち刻印で
お二人のお名前を施しています。
鶴では、ご入籍日が未定というお客様にも
安心して結婚指輪を作っていただけるように、
後からお日付を打ち込むということも
承っております。
結婚式の前に、クリーニングと合わせて
入籍日を刻印する予定のお二人。
またアトリエで
仲良しなお二人とお打ち合わせが出来る日を
心待ちにしておりますね!
代官山アトリエ
プランナー:北島
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