Case Study #660
『繊細なミグレインを施した鎚目の結婚指輪』
結婚指輪:18MA-004(アレンジ一覧)
素材:ホワイトゴールド・ピンクゴールド
フォルム:ストレート
テクスチャ:鎚目大粗面・鎚目小粗面・ミルグレイン
リング幅:左 3.5mm / 右 3.0mm
刻印:レーザーNo.4
宝石:サファイア・ルビー
婚約指輪の制作後に
大切な結婚指輪の制作もお任せいただきました!
「HPで気になるデザインを見つけました。」
と見せてくださったのは
ミルグレインと鎚目を組み合わせたリング。
色味やリングの幅は違くてもいいけど、
お揃い感のあるデザインをご希望されていました。
フォルムは甲丸ストレート。
ストレートの中で一番丸みのある甲丸は、
指あたりが優しくつけ心地が良いフォルムです。
お二人とも迷うことなく、
息ぴったりで丸みのある甲丸のフォルムを選ばれましたね。
表面には力強く金槌で叩くことで表情がうまれる「鎚目」と、
まんまるとした「ミルグレイン」の粒の装飾を施しました。
ミルグレインはタガネを用いて、
職人が1粒1粒丁寧に打ち込みます。
鶴のミルグレインは
0.2mm~1.0mmからお好みで
粒の大きさをお選びいただけるため、
アレンジの幅が広がります。
お二人はメインとなる鎚目だけでなく、
ミルグレインの質感も楽しめるよう、
0.6mmの大きめの粒を両縁に施しました。
男性のリングはホワイトゴールドでお仕立て。
ホワイトゴールドはブラウンに近い色味で
落ち着いた印象になります。
表面の鎚目は、
男性と女性で面の大きさを変えており、
男性は「鎚目大粗面」をお選びいただきました。
鎚目の面を大きくすることで
凹凸感がはっきりし、大胆な印象になります。
女性のリングはピンクゴールドでお仕立て。
4色の地金の中でも一番肌色に近いため、
お手元に優しく馴染みます。
また、表面には面が小さな金槌で叩いておつくりする
「鎚目小粗面」を施しました。
ポコポコとした鎚目の質感と
柔らかいピンクゴールドの色味が組み合わさることで、
手作りならではの温かみを感じるデザインになりましたね。
お二人とも側面はしっかりと磨き上げた鏡面仕上げ。
側面をシンプルな仕上げにすることで、
表面加工とのメリハリが生まれます。
ご納品後には
「本当に希望通りのデザインで、
鎚目とミルグレインの甘すぎず渋すぎずで
2人でとても気に入っています!
お写真もありがとうございます!
鶴さんにお任せして良かったです!
ずっと着けていられるように、大切に使います!
本当にありがとうございました!」
と嬉しいメッセージをいただきました。
私もお二人の大切な婚約指輪から
結婚指輪の制作まで携われたことを
大変嬉しく思っております!
これからもリングと共に
素敵な時間をお過ごしくださいませ。
末永く、お幸せに!
鶴 横浜元町アトリエ
プランナー:岡咲
2012