Case Study #629
『鎚目とミルグレインをあしらった結婚指輪』
結婚指輪:18TE-007(アレンジ一覧)
素材:ホワイトゴールド・ピンクゴールド
フォルム:平甲丸・ストレート
テクスチャ:鎚目小粗面・鎚目大光沢・ミルグレイン
リング幅:左 3.0mm / 右 2.5mm
刻印:手打ち刻印
HPで気になったデザインがあり、
ご来店されたお二人。
計2回のお打ち合わせを経て、
結婚指輪をオーダーしてくださいました。
初めてお会いした時には、
「男性のデザインに女性のデザインを
寄せるのが良いかなと思っている」、
「どこかにお揃いの要素が欲しい」
とお話されていたのが印象に残っています。
そんなお二人が
最初に決められたのが素材。
男性はご自身のお肌に一番馴染むホワイトゴールド、
女性は一番お好きな色味のピンクゴールドを
お選びになりました。
また、異なる素材に決まったため、
「ストレートが良い」、
「彫りや凹凸のある加工をしたい」
という共通の意見から、
“フォルム”と”加工”を揃えるイメージで
検討してくださいましたね。
フォルムは”平甲丸”のストレートで決定。
ふっくらとした丸みの”甲丸”と
角が立っている”平打ち”の中間で、
指あたりの良さや程よい存在感が特徴です。
加工は金槌を打ちつけて
ランダムに凹凸をつける”鎚目”。
使用する金槌の種類や金槌表面の状態によって
リングの表情が変わる加工です。
男性がお選びになったのは”鎚目小粗面”。
一つひとつの面が小さく、
面の境界線がなだらかになる”鎚目小”と、
金槌の表面をあえて粗くして打ちつけ
マットのような質感にする”粗面”の組み合わせで
手に優しく馴染む仕上がりに。
また、側面は
表面を叩く際に表れる揺らぎを残した
“打ちっぱなし”でお仕立て。
一方、面が大きい方がお好みの女性は
“鎚目大鏡面”をお選びになりました。
鎚目小よりも面が大きい”鎚目大”は、
面の存在感があり、
凹凸をしっかりと楽しめるのが特徴です。
艶々に磨いた金槌で加工する
“鏡面”の質感を組み合わせたことで、
水面のようにキラキラと光を反射するリングに。
側面はフラットに整えてお仕立てしました。
また、女性のみ両縁にミルグレインを加工。
一面ずつ職人が打ち込んでいく鎚目と同様に、
ミルグレインも一粒ずつ職人が手作業で施します。
職人技が感じられる鎚目とミルグレインを
選んでいただいたからこそ、
手作りの温かみが溢れる
リングに仕上がったのではないでしょうか。
指輪の幅は男性が3.0mm、
女性が2.5mm。
何度もつけ比べ、お二人それぞれが
ご自身の手に合うと感じた幅をお選びになりました。
内側には、職人が一文字ずつ打ち込む手打ち刻印で
ご入籍日、イニシャル、
鶴(mikoto)のブランドロゴを刻印。
ブランドロゴの鶴のマークは
鶴でお仕立てした証として
全てのお客様の指輪に必ず一羽刻印していますが、
ご希望の際はお二人の考えてくださった刻印と共に
もう一羽お入れすることも可能です。
ご納品の際には、
完成した指輪を身につけて
嬉しそうに微笑むお二人の姿を拝見し、
とても温かい気持ちになりました。
またメンテナンス等でお会いできる日を
心より楽しみにしております。
鶴 千葉アトリエ
プランナー:中野
2108