Case Study #384
『藤の花の彫りをお揃いで入れた形違いの結婚指輪』
結婚指輪:18MA-023M / 18MA-018a (アレンジ)
素材:ホワイトゴールド(K18WG)・ピンクゴールド(K18PG)
フォルム:V字
テクスチャ:彫り・梨地細・鏡面仕上げ
リング幅:左2.7〜4.3mm / 右2.7mm
刻印:手打ち刻印
宝石:ダイヤモンド
大切な節目の記念となる結婚指輪なので
“しっかりこだわってつくりたい”
という想いからご来店いただいたお二人。
たくさんのテクスチャーの中から
お二人が気に入ってくださったのは
藤の花をイメージして彫られた模様彫りでした。
この彫りは職人が手作業で入れているもので、
一つ一つの花びらは整った印象でありながらも
どこかあたたかみを感じることができます。
”決して離れない”という花言葉をもつ藤の花は
結婚指輪として最適なデザインですね。
V字のフォルムが一番手にフィットした男性は
重厚感のある18MA-023のフォルムを選ばれました。
まるで着物の襟元が折り重なるように
カーブを描くデザインが魅力的なフォルム。
このデザインを活かし、トップから側面にかけて
流れるように彫りを入れたことで
正面から見た時に、藤の模様を
大胆に感じることができる仕様となりました。
側面から背面へと広がる面には
“梨地細”というマットを施したので
艶と光沢とのコントラストも楽しめますね。
女性が選ばれたのは同じくV字ですが
均一な幅がくびれを強調する18MA-018。
V字のフォルムがしっかりと手に馴染みました。
藤の模様は中心から背面へと広がり
ぐるっと一周するように彫り入れています。
男性側のリングは光沢部分に彫りを入れましたが
女性側のリングはマット地に彫り込んでいくことで
凹凸部分の輝きが和らぎ、優しい印象となりました。
ワンポイントで留めたダイヤモンドが
とてもいいアクセントになっていますね。
それぞれ異なるフォルムですが
同じV字と、お揃いの藤の模様彫り。
ペア感が生まれ、お二人ならではの
特別な結婚指輪となりました。
ご納品時にはお二人ともとても穏やかな笑顔で
完成したリングをじっくりと眺め、
“いい指輪ができて安心しました”
とおっしゃってくださいましたね。
また先日、アトリエまで
クリーニングにお越しいただきましたが
お二人が指輪を大切にしてくださっている
お気持ちがよく伝わりとても嬉しかったです。
藤の花が可憐に咲き誇る結婚指輪。
いつまでもお二人のお手元を華やかに
彩りますように。
鶴 銀座アトリエ
プランナー:今井
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