『着け心地にこだわるコンビ素材の結婚指輪』

 
インターネットで検索し、
鶴を知ってくださったおふたり。
 
たくさんのサンプルをご試着いただく中で、
「せっかくならアレンジの幅が広いものがいい」と、
コンビ素材のリングを気に入ってくださいましたね。
 

 
その中でもおふたりが気に入ってくださったのは、
S字のフォルムでした。
 
小指から中指にかけて、
右上がりに湾曲するS字のフォルムは、
水かきの高低差に柔らかくフィットします。
 
また、リング表面にふっくらとした丸みのある、
「甲丸」というフォルムをベースにしており、
手を握った時の指あたりが滑らかな点も魅力です。
 
リングの幅は男性が2.5mm、女性が2.0mmと、
やや細めにアレンジをしていただきました。
 
リングの幅を細くすることで、
見た目がすっきりとするだけでなく、
普段指輪を身につけない方でも、
着用に違和感を感じづらい点も魅力です。
 
永く身につけるものだからこそ、
着け心地にとことんこだわり、
お手元に馴染む仕上がりになりましたね。
 

 
ベースの地金には、
男性は結婚指輪らしいプラチナを、
女性はお手元に優しく馴染むピンクゴールドを、
お選びいただきました。
 
表面にはあえて錆びさせた金槌を押し当てて、
錆の凹凸を転写させる「錆」の加工を施しました。
 
その時の錆具合によって風合いが変わる「錆」は、
唯一無二の特別な光沢感を楽しめます。
 
さらに、結び目のパーツ部分には、
お互いのベースに使用した地金をお選びいただき、
丁寧に磨き上げた「鏡面仕上げ」でお仕立て。
 
さりげなくリンクする指輪が、
おふたりの絆を結んでいるような、
素敵なアレンジになりましたね。
 

 
また、手のひら側には、
お揃いで「星の彫り」を施しました。
 
指輪の裏側にさりげなくプラスした星に、
おふたりの遊び心が詰まった素敵なアレンジ。
 
職人が1つ1つ心を込めて彫り入れた「星」は、
失敗の許されない緊張感のある作業だからこそ、
既製品とは異なる特別感を感じる仕上がりになりました。
 

 
ご納品からしばらく経ちますが、
指輪がお手元に馴染んできた頃でしょうか。
 
細部にまでおふたりのこだわりが詰まった指輪とともに、
これからも末永く幸せな日々をお過ごしいただけますよう、
心より願っております。
 
またいつでもアトリエに遊びにいらしてくださいね。
 
 
鶴 代官山アトリエ
プランナー：山口
 
 
 
3191