Case Study #702
『お揃いでミルグレインを施した結婚指輪』

結婚指輪:MA-011(アレンジ一覧)・MA-018(アレンジ一覧)
素材:ホワイトゴールド・プラチナ
フォルム:ストレート・V字
テクスチャ:梨地細・ミルグレイン・鏡面仕上げ
リング幅:左 2.5mm / 右 2.3mm
刻印:レーザー刻印no.5
宝石:ダイヤモンド
ダイヤモンドプロポーズで初めてご来店いただき、
後日婚約指輪をオーダーをしてくださったおふたり。
ご縁があり、結婚指輪の制作も
鶴にお任せくださいました。

男性は、平甲丸のストレートの
フォルムでお仕立て。
平甲丸は穏やかな丸みがあり、
お手元にすっきりと馴染みます。
ホワイトゴールドのお色味は、
初めてお手に取られた瞬間から、
「落ち着いていてすごくいい」と
気に入ってくださっていましたね。
リングの表面には、
しっかりと艶を抑えた
「梨地細」の加工を施しています。
ガーネットの石の粒を水と一緒に流し当てることで、
段々と表面を荒らしていくことで、
よりお手元に馴染む仕上がりになりました。
リングの両縁に施したのは、
ミルグレインの加工。
ミルグレインとは、
古くから愛される丸い粒の装飾で、
「永遠」を意味するモチーフです。

女性は、婚約指輪との重ね着けの相性と、
結婚指輪単体で見た時の印象を大切にして、
デザインをお考えくださいました。
ベースは、V字の婚約指輪と合わせて、
中心が窪んだV字のフォルムでお仕立て。
中心に窪みを入れることで、
光を受けて様々な表情を楽しめます。
男性とお揃いで施したミルグレインは、
男性よりも粒を小さくすることで、
より繊細で洗練された印象を与えます。
中心には、ダイヤモンドを1石、
ふせこみという留め方でお留めしました。
結婚指輪単体でつけた時にも、
さりげなく輝くダイヤモンドが、
特別感のある仕上がりになりましたね。

ご納品の際には、婚約指輪もお持ちいただき、
重ね着けの相性もご確認いただきました。
「すっごくかわいい」と嬉しそうに指輪を眺める姿を見て、
私も心より嬉しく思いました。
おふたりそれぞれのお好みを反映させながらも、
ミルグレインをお揃いで取り入れることで、
結婚指輪らしさを感じるデザインになりましたね。
この度は大切な婚約指輪と結婚指輪を
鶴にお任せいただきありがとうございました。
またいつでもアトリエに
遊びにいらしてくださいね!
末永くお幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:山口
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