Case Study #512
『お相手さまへの想いが詰まったマットな覆輪止めの婚約指輪』
結婚指輪:22EN-019(アレンジ一覧)
素材:イエローゴールド(K18)
フォルム:ストレート
テクスチャー:マット・ミルグレイン
リング幅:1.9mm
刻印:手打ち刻印
宝石:ダイヤモンド
プロポーズ用に
婚約指輪をお探しだった男性。
普段の何気ない会話のなかから
“婚約指輪は、覆輪がいい”とおっしゃっていた
お相手さまのお言葉を聞き逃さず、
覆輪の指輪に目星をつけて
鶴までご来店くださいましたね。
“覆輪”とは、
ダイヤモンドの留め方の総称です。
ダイヤモンドの周りを
地金がぐるっと囲い
石を留めています。
覆輪の留め方をしているご婚約指輪は
なかなか珍しいため
他の人とも被りにくいところが魅力のポイント。
また、ころんとしたフォルムは
カジュアルにも身につけていただける
可愛らしさを伴います。
“普段の洋服も
ストリート系が多いから、
覆輪は絶対に似合うと思う”と
お相手さまを思い浮かべながら
笑顔でお話しくださったお姿を
今でも覚えております。
ダイヤモンドの周りには
ミルグレインという
粒の装飾を施しました。
“千の粒”とも呼ばれるミルグレインは
粒に終わりが来ないことから
永遠の幸せを意味するものとして
古くから愛されてきました。
一粒一粒の輝きは
ダイヤモンドの輝きを
際立たせる役割も担います。
イエローゴールドのお色味とも相まって
アンティーク調にも見える仕上がりとなりましたね。
リングの腕部分には
”サテン荒”というマット加工を施し、
さらに一工夫アレンジを効かせたデザインに。
サテン荒は、
表面にヤスリをかけることで
質感を荒らした加工です。
艶々に磨き上げた時の煌めきとは、
また違った輝き方が魅力的ですね。
永く身につけていく婚約指輪だからこそ
お相手さまのことを思い、
たくさん悩んで考えてくださったデザイン。
鶴の指輪が
いつまでもおふたりの幸せを繋ぐ
特別な宝物として
時を刻んでゆけますように。
またメンテナンスの際に
お二人にお会いできることを
心より楽しみにしております。
末永くお幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:吉田
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