Case Study #404
『梨地細の落ち着いた表情が魅力的な、お揃いの結婚指輪』
長野県にお住まいというお客様と
“おうちでオーダーメイド”を通して
お打ち合わせをさせていただきました。
“おうちでオーダーメイド“は、
特に、ご遠方にお住まいの方や
お子様がいらっしゃる方等に
ご利用いただいている、
ご自宅で過ごしながら
プランナーとお打ち合わせができる
オンラインでのシステム。
お二人のお好みのデザインにあわせて
事前にご自宅にリングをお送りし、
ご試着いただきながらデザインについての
ご相談が出来るものです。
こちらのお客様は、
事前に具体的にイメージをお持ちだったため、
お手元にご郵送をした上で
お打ち合わせをさせていただきました。
そんなお二人が選ばれたのは、
平打ちフォルムの結婚指輪です。
お打ち合わせ前の時点では、
甲丸というふっくらとした丸みがあるフォルムが
お好みだったお二人。
実際にご試着していただくと、
四角い平打ちフォルムの方が
お好みだということがわかりました。
平打ちは、
一見シンプルな形状ではありますが、
表面を均一にフラットに磨き上げるため
職人の精密な技術が必要となり、
まさに腕の見せ所。
さらにストレートの真っ直ぐの形にすることで
シャープで洗練された印象になります。
地金は結婚指輪らしいプラチナの素材で、
0.5mmの幅違いでお仕立て。
婚約指輪とお揃いの地金にすることで
重ね付けをした際の一体感も
大切にしています。
0.5mmと聞くと、
誤差の様に感じますが、
指輪の世界では、
0.5mmの違いで大きな印象の違いが出てきます。
男性は、2.5mmで
女性は、2.0mmでお仕立てすることで、
ご自身の手の大きさとバランスがいい
少し幅細のボリューム感でお仕立てしました。
表面には、
梨地細という表面加工を
お揃いで施しています。
サラサラとした
穏やかの表情の梨地細は
シャープな印象の平打ちのエッジを
優しく見せる柔らかさが魅力的です。
リングの内側には、
手打ち刻印でイニシャルと、
入籍をされた2021年の数字を打刻。
1文字ずつスタンプの様に
手作業で打ち入れていく手打ち刻印は、
手作りのあたたかみと、
オーダーメイドの特別感を
感じることができる刻印です。
シンプルな表情の中に、
特別感と手作りのあたたかみが詰まった
お二人だけのお揃いの結婚指輪。
ぜひこれからたくさん身につけていく中で
リングの表情の変化も一緒に
楽しんでいかれてくださいね。
いつか、アトリエでお二人にお会いできる日を
楽しみにしております!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:北島
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