Case Study #454
『ひらひらフォルムに鎚目を打ち込んだ結婚指輪』
結婚指輪:18MA-013(アレンジ一覧)
素材:ホワイトゴールド(K18WG)・イエローゴールド(K18)
フォルム:雲形・ウェーブ(カーブ)
テクスチャ:鎚目大粗面
リング幅:2.0mm
刻印:手打ち刻印
結婚式をひかえたお二人が
結婚指輪を探しにアトリエを
訪れてくださいました。
細めのリングがお好みというお二人。
ご来店された際には
1.5mmや2.0mmのストレートの
タイプをご希望され、
イメージに近いお写真を
見せてくださいました。
たくさんのリングを身につけていく中で
丸みと動きのあるリングを
お二人でお揃いでお仕立てすることに。
そんなお二人が選ばれたのは
雲形の結婚指輪です。
雲形は、
まるで空に浮かぶ雲のように
リングの輪郭がふわふわと柔らかく揺らぐ
優しい形が印象的な結婚指輪です。
規則的に湾曲するカーブのリングとは異なり
あえて不規則に揺らぎを作ることで
手に馴染みやすい柔らかい印象になります。
また、エッジが立つところや
平面の部分がない様なフォルムは
見た目だけでなく、付け心地もいいのが
雲形ならではの特徴。
普段はアクセサリーを身につけないという方も
着けやすいとおっしゃっていただくことが
多いデザインです。
リングの表面は、
鎚目大粗面で制作。
鎚目とは
金槌で表面を叩くことにより
ランダムな凹凸が印象的なテクスチャーです。
1つずつ手作りで作る面は、
1本1本異なる表情となるため
オーダーメイドの特別感がたっぷりと感じられる
手作りならではの加工。
鎚目の中でも強く大きく叩くことが特徴の
鎚目大で制作し、
少し離れてみても凹凸がわかる様な表情を
大切にしています。
また、少し白っぽい質感の
マット加工がいいかもしれないという
お二人のお好みに合わせて、
鎚目大粗面でお仕立て。
あえて表面を荒らした金槌で打ち込むことで、
金槌の表面の凹凸をそのままリングに転写し、
マットの質感が生まれるという
面白いテクスチャーです。
大胆な鎚目と
落ち着いたマットの質感と合わさり、
お二人のお好みを演出しています。
地金の種類は、
男性は、プラチナとも迷われましたが、
落ち着いたシックな印象がクールな
ホワイトゴールドで制作。
女性は、
肌馴染みが良すぎるよりかは
少し存在感のある方がいいと思う
という男性のお気持ちから
イエローゴールドを選ばれました。
地金の色味以外全てお揃いの
こだわりがたくさん詰まった
結婚指輪になりましたね!
ご納品から少しお時間が経ちましたが
リングを身に付ける生活には
馴染んできましたでしょうか。
また、メンテナンスで
アトリエでお会いできる日を
心待ちにしております!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:北島
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