『マット加工を施した覆輪留めの婚約指輪』

 
“婚約指輪はいらない”と
仰っていたお相手のために、
内緒で婚約指輪の制作がしたいと
鶴にいらっしゃった男性。
 
鶴のことは
お相手が見つけてくださったと
お話ししてくださいましたね。
 
きっと鶴の婚約指輪をプレゼントしたら
喜んでくれるだろう、と
お相手を想うやさしいお気持ちに
心が温まったことを覚えています。
 
デザインはすでに固まっており、
ご希望をお伺いしながら
お打ち合わせをさせていただきました。

男性が選んだデザインは、22EN-020。
ダイヤモンドの周りを
ぐるっと地金で覆った
「覆輪留め」のデザインです。
 
ダイヤモンドの周りには
小さな粒をライン上に打刻した
「ミルグレイン」の装飾を施しました。
 
ダイヤモンドの輝きをさらに引き立てるように
並んだ粒がキラキラと
華やかな存在感を放ちます。
 
「ミルグレイン」は、古くからある
ジュエリーのデザインの一つです。
 
終わりがなく粒が連なる様子は、
お二人の永遠を象徴するような
縁起の良さを表します。
 
大切なお相手に贈る婚約指輪として
ぴったりなデザインですね。

そして、表面は「梨地細」と呼ばれる
マット加工を入れています。
 
鶴では光沢の強いマットや
輝きを抑えたマットなど
豊富に種類をご用意していますが、
男性は”マットらしいマット”にこだわり
選ばれました。
 
「梨地細」は、
鶴がご用意しているマットの中でも
光の反射を特にしっかりと抑え、
落ち着きを感じられる加工です。
 
鮮やかなイエローゴールドの色味によく映え、
マットの加工が活かされた
おしゃれな仕上がりとなりましたね。

そして、完成した婚約指輪を
男性にご納品させていただきました。
 
仕上がりをとても喜んでくださり、
こちらも大変嬉しく思っております！
 
ご納品の際は
もう間もなくプロポーズを控えていると
お伺いしましたが、
その後いかがだったでしょうか。
 
いつかメンテナンスなどで
リングを着けられたお相手さまを拝見できますことを
楽しみにしております。
 
何かございましたらいつでもご連絡くださいね。
 
どうぞ末永くお幸せに。
 
鶴 大宮アトリエ
プランナー：乾
 
 
1700