Case Study #763
『お揃いのフォルムにお好きなマット加工を施した結婚指輪』

結婚指輪:MA-006(アレンジ一覧)
素材:イエローゴールド・プラチナ
フォルム:ウェーブ・S字
テクスチャ:サテン細・サテン荒・鏡面仕上げ
リング幅:左 3.0mm / 右 3.0mm
刻印:手打ち刻印
インスタグラムで
鶴を見つけてくださったおふたり。
既製品よりも、色々アレンジを加えられる
オーダーメイドの方が自分たちに合っているのではないか
とのことでご来店くださいましたね。
おふたりともストレートのフォルムから
ウェーブが入っているフォルムまで
サンプルをたくさんご試着くださいました。
試着を重ねておふたりが選ばれたのは、
18MA-006aのフォルム。
無限を描くように、
強めのウェーブがかかっているところが
特徴的なデザインです。
ウェーブのフォルムには、
指をすっきりと綺麗に見せてくれる効果があります。
また、リングの角を削り、
丸みを持たせたフォルムにすることで、
お手元に優しく馴染むようにお仕立てしました。
おふたりとも、リングを着けた時の
着け心地や手や指の見え方を
気に入ってくださいましたね。
指輪の表面にはおふたりとも
マットの加工を施してお仕立てしました。

男性の指輪には
「サテン細」と呼ばれる加工を施しています。
サテン細は格子状に線を入れることで表情をつけており、
金属でありながらも
まるで絹のような柔らかな質感で、
手に優しく馴染みます。
表面だけでなく、
側面部分にもサテン細のマット加工を施し、
落ち着いた印象の仕上がりになりましたね。
お色味はイエローゴールドでお仕立て。
普段のアクセサリーもゴールド系が多いとのことで、
ご自身にとって馴染みのあるお色味を
選んでくださいました。

女性のリングには
「サテン荒縦」と呼ばれる加工を施しています。
サテン荒縦は、
リングに対して垂直に線を重ねるようにして
ヤスリをかけています。
ヤスリをかけた部分が光が当たった際に、
キラキラと繊細な輝きを放ちます。
側面部分は、地金を艶々に磨き上げる
鏡面仕上げでお仕立て。
表面加工との質感の違いを楽しめる
仕上がりになりましたね。
お色味はプラチナ。
手に映える素材がお好みとのことで
地金のサンプルをそれぞれ試着し、
ご自身に合ったお色味を選んでくださいましたね。

リングの内側には手打ちの刻印で
おふたりの名前を打刻。
職人が1文字ずつスタンプのように
手で打ち入れる手打ち刻印は、
手作りの温かみと特別感を与えてくれます。

ご納品の際には、仕上がったリングを見て
「それぞれ好きな色味と加工にして良かった」
とおふたりとも嬉しそうに話してくださり
私も嬉しかったです。
改めて、おふたりにとって大切な
結婚指輪の制作に携わることができ、
本当に光栄でした。
いつでもメンテナンスにいらしてくださいね。
末永くお幸せに!
鶴 代官山アトリエ
プランナー:矢沢
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